19日(現地時間)、ニューヨーク株式市場は中国の景気刺激策への期待の中、一斉に上昇を見せて反発した。S&P500指数とナスダック指数は史上最高値を再び塗り替えた。
この日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ指数は前場より115.84ポイント(0.40%)高の2万9348.03で取引を終えた。S&P500指数は15.86ポイント(0.47%)上がった3386.15を記録した。ナスダック指数は84.44ポイント(0.87%)上げた9817.18で取引を終えた。
中国政府がコロナ19(新型コロナウイルス)事態に対応するため、景気浮揚に乗り出すだろうという期待感がニューヨーク株式市場を押し上げた。
ブルームバーグはこの日、中国がコロナ19の直撃を受けた航空産業を救済するため、直接的な現金投入や合併などを検討していると報道した。
中国人民銀行が20日基準、貸出金利引き下げの役割をする最優遇貸出金利(LPR)も引き下げるだろうという期待も大きい。
アルパインマクロ(Alpine Macro)新興市場および中国戦略家ヤン・ワン氏は、「中国政府がコロナ19を鎮圧するため、景気浮揚の方に素早く政策フォーカスを移していくだろう」と述べた。
欧州の主要株式市場も上昇した。
英国FTSE100指数は1.02%上昇した7457.02で取引を終えた。ドイツのDAX指数は0.79%高の1万3789.00に、フランスCAC40指数は0.90%上昇した6111.24でそれぞれ終値を形成した。汎欧州指数のストックス欧州600指数は0.83%跳ね上がった433.90で取引を終了した。
国際原油価格は2%以上急騰した。中国内のコロナ19感染者の増加速度が最近やや停滞してなり、投資心理が多少改善されたという分析が出た。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で3月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエト(WTI)は、前取引日より1バレル当たり2.4%急騰した53.29ドルで取引を終えた。ロンドンICE先物取引所の4月物ブレント原油は1バレル当たり2.63%跳ね上がった59.27ドルを示した。
金は高空行進を続けた。ニューヨーク商品取引所で4月引き渡し分の金は、前取引日より1オンス当たり0.5%(17.20ドル)上昇した1611.80ドルを記録した。前日に金は2013年4月以来、約7年ぶりに1600ドルを突破した。
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