現代·起亜自、「バーチャル開発プロセス」初公開…ソナタ・K5の革新デザイン秘法

[現代·起亜自、「バーチャル開発プロセス」初公開…ソナタ・K5の革新デザイン秘法]



現代・起亜自動車が17日、京畿華城市の南陽技術研究所の「バーチャル開発プロセス」を初めて公開した。

バーチャル開発プロセスは多様なデジタルデータを基に、仮想の自動車モデルや走行環境などを構築し、製作過程を代わりにすることを意味する。

希望通りにデザインを変えて品評まで進め、実物の試作自動車で検証が難しい不具合などを迅速に確認でき、製品の完成度を高められるものと評価される。

最近、革新的なデザインで人気を集めている現代自動車の中型セダン「ソナタ」と同級の起亜車の「K5」もここで誕生した。 10月に公開した現代車の水素専用大型トラックコンセプトカー「ネップチユン」もバーチャル開発プロセスを経た。

現代・起亜自は今後開発するすべての新車にバーチャル開発プロセスを拡大適用する方針だ。 現実化されれば、新車開発の期間は約20%、開発費用は年間15%ほど減らすことができると期待される。

このため、現代・起亜車は3月、150億ウォンを投資して世界最大規模の最先端バーチャルリアリティー(VR)デザイン品評場を完工したことがある。 VRデザイン品評場は20人が同時にVRを活用してデザインを評価することが可能な最先端施設だ。

ここでは実物の自動車を見るのと同様に、角度や照明によって外部デザインを鑑賞できる。 自動車の中に入って実際に乗っているように室内を見て、一部の機能を作動することもできる。

VRデザイン品評場内に設置された36つのモーションキャプチャーセンサーのおかげだ。 このセンサーはVR装備を着用した評価者の位置と動きを1mm単位で精密に感知し、評価者が仮想の環境の中で正確にデザインを評価できるようにする。

評価者たちは仮想の空間で簡単なボタン操作だけで、車両の部品、材質、カラーなどを自由に変えて見ながら、デザインを確認ことができる。 このほか、使用性(UX)や時空間別のデザイン適合性を分析し、顧客の目線から最適モデルを導き出すこととなる。

現代・起亜自動車のデザイン部門は近く欧州デザインセンター、米国デザインセンター、中国デザインセンター、インドデザインセンターなどと協業できる一つのVRデザイン評価システムも作る計画だ。 また、アイデアスケッチなど初期デザイン段階にまでVR技術を順次拡大し、実際のモデルに仮想のモデルを投影して評価する増強現実(AR)技術も導入予定である。

現代・起亜車は昨年6月、「VR設計品質検証システム」も構築し、これまでテスト運営してきた。 試製作車両の3次元設計データでデジタル車両を作って、仮想の環境で安全性、品質、操作性など設計品質を検証できるようにしたシステムだ。

正確な設計データを基に、実際の自動車と100%一致する仮想の3次元(3D)デジタル自動車を作るわけだ。 従来にもデジタル車両の評価は一部進行されたが、大きな画面を通じて2次元(2D)環境で走行画面を見ることに過ぎず、実際の車両の性能を精密に検証するには限界があった。

新規構築されたVR設計品質検証システムは自動車の運行環境まで仮想で具現化し、部品間の適合性や動き、干渉、冷却性能などを立体的に確認できるようにする。

このほか△高速道路、傾斜路、トンネルなど多様な仮想環境走行による安全性 △ドア、トランク、フード、ワイパーなど各部品の作動状態 △運転席の空間感および視野確認 △燃料消費効率の向上のための車両内外の空力テスト △操作利便性などの仮想検証もできる。 評価の精度が画期的に高まったことを意味する。

現代・起亜自動車の設計部門は今後、生産・組立ラインの設計にもVRを導入し、組立性を検証することで、より人体工学的で効率的な作業環境を作る方針だ。
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