中国の国防相、南北国防次官級連鎖会合・・・「サード」遠回しの言及

  • 朴宰民次官と会い「敏感なイシューを処理しなければ」

  • 中朝「軍と協力して両国関係の発展」に声を揃え

  • 韓中国防戦略対話の再開、南北会談はない

[写真=中国国防部のホームページ ]


中国の国防相が南北国防次官級の人事を時差を置いて会い、軍事的協力を強調した。

韓・中国防戦略対話が5年ぶりに再開される中、北京で遭遇した南北は、別途の会談なしに冷ややかな雰囲気を演出する見通しだ。

21日、中国国防部によると、 中国の魏鳳和(Wei Fenghe)共産党中央軍事委員会委員兼務委員兼国防相は、前日の象山フォーラムに参加した朴宰民(パク・ジェミン)国防次官と会談を行った。

象山フォーラムは、中国の軍事科学学会と国際戦略学会が主催する国際安全保障協議体で、西欧主導の「シャングリラ対話」に対応して設立された。

魏部長は「中・韓は互いに重要な隣国」とし、「中国は韓国とともに両国首脳間の合意を実践し、高官級のの交流と専門廷な協力を強化して互いの重要な関心事を尊重することを望む」と述べた。

続いてサード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)の問題を遠回しに表現した「敏感な問題」を適切に処理し、両国関係の発展と地域安全保障守護を推進しようと付け加えた。

朴次官は「両国首脳の導きの下、韓中関係が回復発展されている」とし、「中国との疎通をを強化し、戦略的な信頼を増進して韓半島非核化の実協と恒久的な平和体系の構築をともに推進していくことを希望する」と答えた。

続いて、北朝鮮の金炯竜(キム・ヒョンリョン)人民武力次官に会った魏部長は「昨年、中国の習近平主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が数回会って両国関係の将来発展の方向を一緒に導き、中朝親善の新しい幕を開けた」と評価した。

彼は、「今年は中朝国交正常化70周年で、両国の最高指導者の共同認識を実践して戦略的疎通と軍事的関係の発展を推進し、両国関係の発展に積極的に貢献しよう」と述べた。

金次官は「朝中関係を強固に発展させることは朝鮮側の一貫した立場だ」とし、「両国の友好交流を深めて朝中関係の発展に資することを望む」と答えた。

韓中は今回の象山フォーラムをきっかけに次官級の国防戦略対話を5年ぶりに再開する。

朴次官はこの日、中国の邵元明中央軍事委連合参謀部副参謀長と会談を行う。

国防戦略対話は去る2011年7月、韓中国防長官会談を通じて作られた定例会議体として、2014年に第4回会議を最後に中断された状態だった。

一方、朴次官と金次官は象山フォーラム期間中に遭遇する可能性が高いが、別途協議を約束はしなかったという。

朝・米非核化交渉が空転を重ね、南北関係も硬直局面に入ったためだ。





 
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