債券ファンドだけに投資...株式型から大規模な資金流出

[写真=ゲッティイメージ]


不安定な証券市場に投資家らは疲れているようだ。株式型ファンドから巨額を差し引いて債券型ファンドに乗り換えている。米中貿易戦争の深刻化など国内外の不確実性が大きくなり、収益率より安全性に重きを置いているという意味だ。

24日、ファンド評価会社の韓国ファンド評価によると、国内株式型ファンドから年明け以来、3兆3700億ウォンが流出した。株価指数の収益率を追っていくインデックスファンドからは2兆1600億ウォンが流出した。ファンドマネージャーが直接運用するアクティブファンド(1兆2100億ウォン)より流出規模が大きかった。

海外株式型ファンドも同じ期間1兆4400億ウォンが流出された。貿易戦争を繰り広げている米国ファンドと中国ファンドからそれぞれ2200億ウォンと4100億ウォンが抜けていった。

このように株式型ファンドから流出したお金は債券型ファンドに殺到している。国内債券型ファンドだけに、今年に入って5兆5700億ウォンが入ってきており、海外債券型ファンドも5600億ウォンが流入した。

株式型ファンドは、収益率も大きな利益を得られずにいる。今月に入って米中貿易戦争が激化されると、国内外の証券市場も一緒に乱高下し収益率も低めた。

このようにファンドの投資家らが株式型から債券型に乗り換える理由は株式市場の変動性があまりにも大きいからだ。

昨年下半期に米中貿易戦争の影響でグローバル株式市場が暴落したが、今年は両国が交渉段階に入ったことで反騰した。しかし、両国の交渉が成果なく終わり、関税戦争に突入するなど、対立が深まると株式市場は再び急落した。

ユアンター証券のギム・フジョン研究員も「米国と中国の対立拡大は株式ファンドと株式ETFにも否定的な影響を及ぼしている」とし「米国と中国の貿易交渉の葛藤高まり、ブレクジットと欧州議会の選挙などでグローバル金融市場の安全資産を好む心理が大きくなり、先進国を中心に債券ファンドと債券ETFに資金流入が続いている」と分析した。
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