「米中貿易交渉に関する不確実性が一層大きくなったが、交渉妥結のための両国間の努力が続くという期待が高いだけに、冷静に見守る必要がある。」
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は10日午前7時30分、「金融・経済状況の点検会議」を開催し、米中貿易交渉の展開状況に応じた国際金融市場の反応と国内金融・経済へ及ぼす影響を点検した。
李総裁は「米中貿易交渉の展開状況が国内の金融・経済に及ぼす影響をより綿密に点検しなければならない」とし、「政府と緊密に協力しながら、市場の安定化の努力を傾けてほしい」と要請した。
前日、国内をはじめ国際金融市場はドナルド・トランプ米大統領が「中国がディールを破った」と発言しながら貿易交渉の悲観論が広がって金融市場が大きく揺動した。
韓国の場合、コスピ指数が3%下落し、為替レートも10ウォン以上あがった1180ウォン台の直前まで上昇した。
一方、この日の会議には副総裁、副総裁補、外資運用院長、金融政策局長、調査局長、国際局長、金融市場局長、広報官、投資運用部長などが参加した。
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