STX造船海洋、R&Dセンター・フローティングドック売却に拍車…「安値売却」懸念も

[STX造船海洋、R&Dセンター・フローティングドック売却に拍車…「安値売却」懸念も]



経営正常化を図っているSTX造船海洋が資産売却に拍車をかけている。 ただ、業界では自己救済案の履行に向けて遊休資産を適切な価格を受けずに販売しているという声も出ている。

24日、造船業界によると、STX造船は23日、昌原(チャンウォン)R&Dセンターの売却公告を通じて買収者を選定した。 落札された企業は昌原所在のC社で、売却金額は130億ウォンを少し超えるという。 STX造船は優先買収権者が存在する一般競争方式でR&Dセンターの入札を実施し、優先買収権者が提示した価格(130億ウォン)より多い価格を受けて売却することに成功した。

STX造船がR&Dセンターの売却を推進するのは債権団と約束した自己救済案を履行するためである。 STX造船は先立ち、4月、KDB産業銀行にフローティングドックと不動産など非主要資産を売却するという内容などが盛り込まれた2500億ウォン規模の計画案を提出したことがある。

STX造船はR&Dセンターのほかにも鎮海と巨済ヤードにあるフローティングドックの売却にも拍車をかけている。 この会社は20日、鎭海造船所に位置した1万3498t級のフローティングドック設備について売却公告を出した。 この設備の鑑定価格は57億ウォン水準だ。

フローティングドックは海で船舶を建造できる設備で、バージ船形態の大型構造物だ。 敷地が狭くて陸上ドック(ドライドック)を増やせない造船会社の立場ではフローティングドックの確保が不可欠だ。 ドライドックの場合は設備を解体するのに膨大な費用がかかるが、フローティングドックは簡単な作業だけで売却が可能であるという長所がある。 このために先立ち、大型造船会社各社も構造調整の過程でフローティングドックを先に売却した。

STX造船は自己救済案履行の核心である古城フローティングドックの売却も推進している。 このドックは10万t級の設備で、世界最大規模のフローティングドックだ。 鑑定価格基準900億ウォンを優に超える大型設備であるため、公開入札ではなく、随意契約方式で売却交渉を進めている。

STX造船の関係者は"自己救済案で予定した資産売却を早期完了し、積極的な受注に乗り出す計画"とし、"現在残っている仕事は鎭海造船所のドライドックで十分建造が可能だ"と話した。
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