韓国の大手造船メーカーが世界造船市場で日本造船会社に3位の座を奪われ、これまで守ってきた「3強構図」が揺れている。
昨年、これらのメーカーが計8兆ウォンの赤字にあえいでいる間に、日本の造船所が世界3位まで躍り出た。 ここに中国の造船所が全世界10位圏に大勢布陣し、包囲網を狭めてきており、グローバル造船市場の構造変化が注目される。
20日、英国の造船・海運分析機関のクラークソンによると現代重工業グループと大宇造船海洋グループは2月末の受注残量がそれぞれ882万5000CGT(標準貨物換算トン数)と844万CGTで1位と2位を記録した。
受注残量は受注を受けておいた仕事を意味し、造船業界では受注残量を基準に造船所の力量を評価する。
これまで3位を守ってきたサムスン重工業グループは今回に日本の今治造船グループに席を譲った。 今治造船は受注残量696万4000CGTで、4位のサムスン重工業(508万1000CGT)を上回った。
これは韓国の造船業界が全世界の造船市場を総なめした時代が終わりを告げていることを示すくだりだ。 昨年、現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋の3社が約8兆ウォンの赤字に苦しんでいる間に、日本の造船所が世界3位まで躍り出たものと分析される。
造船業界の関係者は"昨年、韓国の造船メーカーが海洋プラントの悪材料などで気をつけない間、日本メーカーが受注をとり、華麗に再起に成功した"と話した。
わずか5~6年前までも韓国の大手3社は全世界の受注市場の70%を掌握したが、最近は中国が40%、韓国と日本がそれぞれ30%程度の市場を占有している。 わずか10年前までも全世界の市場占有率が10%も満たなかった日本が造船産業の構造調整で体力を補強した後、順位を上げている。
クラークソンは今回の評価報告書で異例的に韓国の造船状況を憂慮し、"韓国の造船メーカー3社が昨年7兆ウォンが超える赤字を出し、城東(ソンドン)造船も莫大な損失を出すなど困難に直面した"と言及した。
ここに中国の造船所が中国政府の支援下に安定的な受注を受けながら格差を縮めており、日本の今治造船のように造船のビック3の進入が遠くないという評価だ。
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