北朝鮮が禁止物品の搬入など開城（ケソン）工業団地への出入りの秩序を違反する場合、該当者に対して一時的に通行禁止の措置を賦課するなどの制裁を強化すると一方的に通知してきた。
8日統一部によると、北側は今月6日に西海（ソヘ）軍事実務責任者名義で[今月10日から開城（ケソン）工業団地への出入りの秩序違反行為に対して、1～2日ほど通行禁止するなど強化された制裁を実施する]という内容の通知文を西海（ソヘ）軍通信線を通じて韓国側に送ってきた。
これに対して韓国側は8日「秩序維持の問題など開城（ケソン）工業団地懸案は一方的措置ではなく、南北間協議を通じて合理的な方向で解決しなければならない」という立場を北朝鮮側に伝えた。
北朝鮮側の今回の制裁強化通知は、最近開城（ケソン）工業団地を行き来する韓国側の人材の中にスマートフォンやUSBなど搬入禁止物品を持ち込もうとしたが、北朝鮮側に摘発される事例が増えたのと関連していたと分かった。
今まで北朝鮮側は携帯電話の搬入時には100ドル、出入り時間を遵守できなかった時は50ドルなど、出入り規定違反が摘発される場合、罰金を賦課してきた。
統一部当局者は「開城（ケソン）工業団地法規と南北合意などによると、秩序維持違反の場合、罰金などで制裁することができるようになっており、規定にない事項は韓国側の管理委員会と北朝鮮側の中央特区開発指導総局が協議して処理するとされている」として「通行禁止の措置は、南北間の合意と北朝鮮側の法規にない内容」と話した。
（亜洲経済オンライン）
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