韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は10日、開発途上国の温暖化対策を支援する国際機関「グリーン気候基金(GCF)」側と事務局を北西部の仁川・松島に設立することに向けた協定に署名した。国会での批准同意を得て発効すると、ドイツにある臨時事務局が松島に移転する見通しだ。
GCFは2010年に開かれた国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で設立が承認された。GCFは昨年10月に行われた理事会で、事務局を松島に設置することを決めた。
一方、尹長官は同日に松島で開幕した「グローバルグリーン成長サミット(GGGS)」に出席するため訪韓したグローバル・グリーン成長研究所(GGGI)のラース・ロッケ・ラスムセン議長と会談し、「(韓国政府は)開発途上国のグリーン成長のため、GGGIを積極的に支援したい」との考えを示した。
(聯合ニュース)
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