14日、産経新聞によると、12日のオープンを記念し、直営店には5月に資本提携したトヨタ自動車の豊田章男社長が訪れ、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)から新モデル「ロードスター2.5」を贈呈された。
マスクCEOは「テスラとトヨタの関係を一層発展させる象徴として贈った」とあいさつ。豊田社長は「車のナンバーは提携発表日と同じ。今後もともに未来の車づくりをしていきたい」と応じた。
両社は現在、トヨタのSUV(スポーツ用多目的車)「RAV4」をベースにしたEVを共同開発中。17日に開幕する米ロサンゼルス・モーターショーでコンセプトカーを公開し、2012年の市販を目指す。
テスラはロサンゼルスやニューヨークなど米国に8店舗、パリなど欧州に6店舗構えている。日本では5月からホームページを開設して受注活動を展開しているが、今回、新たに直営店を設けることで自社EVの普及を図りたい考えだ。
ロードスターは民生用リチウムイオン電池を組み合わせた電池パックを搭載。3.7秒で時速100キロに達し、1回の充電(約3時間半)で最大394キロ走行できる。08年の発売以来、30カ国以上で1300台以上を販売した。新モデルは内外装を変更したほか、静粛性を高めたのが特徴で、価格は1276万8000円から。
12年には初の量産モデルとして開発中の4ドアセダン「モデルS」も投入する方針だ。
マスクCEOは「日本は非常に重要な市場で、将来的に(テスラにとって)米国に次ぐ市場に育つのではないかと期待している」と強調した。
EVをめぐっては、すでに三菱自動車などが市販に乗り出し、日産自動車が来月「リーフ」を発売。トヨタはテスラとの提携とは別に小型車「iQ」をベースにした自社製のEVを12年に日本で売り出し、ホンダも12年に投入する予定だ。
EVは充電インフラなどがネックとなり普及に時間がかかるとみられているが、市場が活性化すればテスラも存在感を高めそうだ。
日本語ニュースチーム news@ajnews.co.kr
김민지기자
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