金融会社、高額現金取引報告書3年間で4万件も申告漏れ・・・「管理監督おろそか」批判

[写真=聯合ニュース]


銀行など金融会社がこの3年間、高額現金取引報告(CTR)を4万件余り漏れ、168億ウォンの過料を受けたことが把握された。

16日、共に民主党のファン・ウンハ議員が金融委員会傘下の金融情報分析院(FIU)から提出された資料によると、FIU制裁審議委員会は金融圏のCTR漏れに対し、2019年から昨年まで5つの銀行、7つの証券会社、4つの保険会社などに168億8000万ウォンの過料を課した。制裁を受けた報告漏れ件数は計4万1511件に達した。

高額現金取引報告とは、一日の取引日の間に1千万ウォン以上の現金入金または出金時に銀行など金融会社が取引者の身元と取引日時などを電算でFIUに自動報告する制度だ。金融界で報告されたCTR件数は昨年2055万件だった。これは2017年958万件から2倍以上増加した数値だ。

報告金額別では5000万ウォン未満が昨年2025万件で全体の98.6%だった。50億ウォン以上は438件だった。FIUは「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の余波で2020~2021年度のCTR漏れに対する現場調査に支障があった」とし「現在もCTR漏れ事例が受け付けられており、今後制裁審議委員会を開き関連手続きどおり処理する計画」と明らかにした。

ファン議員は「金融会社ごとに一定水準以上のCTRシステムが備わっているにもかかわらず、毎年報告漏れが繰り返される理由の一つは金融現場での管理や監督おろそかおよび業務未熟」と指摘した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기