韓国国内銀行のウォン建て融資延滞率、2ヵ月連続増加

[写真=KOMSCO提供]


国内(韓国)銀行のウォン建て融資の延滞率が最近になって上昇傾向を見せていることが分かった。企業融資と家計融資の延滞率が上昇した中で、信用融資延滞率の上昇幅が大きかった。

金融監督院は14日、1ヵ月以上元利金延滞基準(5月末)の国内銀行のウォン建て融資延滞率は、前月(4月)末より0.02%ポイント上昇した0.32%を記録したと明らかにした。これは前月対比延滞率が0.02%上昇した4月に続いて2ヵ月連続上昇したことを意味する。

企業融資と家計融資延滞率がいずれも前月より上昇した。企業向け貸出の延滞率は前月より0.01%上昇した0.40%だった。大手企業向け融資の延滞率が0.01%ポイント上昇し、中小企業向け融資や中小法人、個人向け事業者向け融資は軒並み0.02%ポイント上昇した。

家計融資延滞率は前月末より0.01%上昇した0.20%だった。住宅ローンの延滞率は0.12%であり前月と変わらなかったが、信用融資など住宅ローンを除く家計融資が前月より0.04%ポイント上がった。

同期間、国内銀行の新規延滞発生額は1兆ウォンで、前月より1000億ウォン減少した。また、延滞債権の整理規模は前月より1000億ウォン増えた7000億ウォンを記録した。

金融監督院の関係者は「最近、韓国内銀行で発生した延滞金額が増加し、延滞率も上昇しているとみられる」としながらも、「通常、韓国内銀行が四半期末に大規模な延滞債権を整理するだけに、延滞率上昇の勢いは続かないとみられる」と述べた。
 

[資料=金融監督院]






 
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