コロナ危機で昨年の輸出額5.5%↓・・・上位10大企業への依存度は増加

[写真=聯合ニュース]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の影響で大企業や中堅・中小企業を問わず、輸出額が減少した。このような中、上位10大企業の貿易依存度は1年ぶりに再び高まった。

統計庁と関税庁が25日に発表した「2020年企業特性別貿易統計(暫定)」によると、昨年の輸出額は5112億ドルを記録し、前年比5.5%減少した。また、輸入額は4600億ドルにとどまり、7.2%減だった。

輸出額と輸入額ともに2018年以降2年連続で減少した。ただ、輸出額は2019年(-10.3%)に比べて減少幅が減った。

貿易額を基準にすれば、大企業が最も多く減少した。昨年、大手企業の輸出額は計3225億ドルで、前年比7.3%減少した。原材料(-21.3%)、消費財(-6.5%)が大企業全体の輸出額減少を導いた。ただし、全体的に輸出額が急減した2019年(-13.5%)に比べると輸出額が増えた。

全体的には0.9%に当たる大企業が全体輸出額の63.1%を占めた。大手企業の輸出額の割合は、1年前(64.2%)より下がった。

ただ、輸出額上位10大企業の貿易集中度は35.4%で、前年(34.6%)より0.9%ポイント増えた。貿易集中度とは、輸出入企業のうち上位10企業が全体輸出入で占める割合を意味する。

輸出額上位10社の貿易集中度は、2016年の33.9%から2017年に36.2%に増加し、2018年には37.9%のピークに達した。2019年は34.6%へと下がったが、昨年は35.4%へと小幅な増加となった。

範囲を上位100大企業に広げると、貿易集中度は63.2%で1年前より0.4%ポイント減少した。これは2010年に関連統計を取り始めて以来、最も低い水準だ。

輸出額上位100大企業の依存が低くなった理由は、大企業が中小・中堅企業よりもっと不振だったからだ。昨年、韓国全体の輸出額が5.53%減少する間、大企業は7.3%減少で最も多く減少した。一方、中堅企業は0.3%、中小企業は4.4%それぞれ減少するのにとどまった。

中堅企業は、昨年の輸出額が933億ドルで前年比0.3%減少したものの、2019年(-4.7%)と比べれば改善された。一方、中期輸出額は1137億ドルを記録し、2019年の-3.4%から昨年-4.4%へ減少幅が拡大した。

輸出企業数も減少した。昨年は9万7012で、1年前より0.4%減少した。企業規模別では、大手企業の輸出企業数(885社)は前年比3.1%、中堅企業(2194社)は8.0%それぞれ増加したが、中小企業(9万3933社)は0.6%減少した。

大企業の国別輸出額は中国(3.7%)、香港(4.5%)、日本(16.7%)などと東南アジアを中心に減少した。また、昨年、全体企業の平均輸出交易品目数は5.8品目で、前年比0.4%増加した。大企業の品目は46.5品目で3.1%減少した。

 
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