[写真＝聯合ニュース]
文在寅（ムン・ジェイン）大統領は28日、新型コロナウイルス感染症（コロナ19）事態の克服と関連し、第3次補正予算（補正）案の必要性を強調した。
文大統領はこの日、青瓦台（大統領府）で国務会議（閣議）を開き、「内需回復のための総合的な対策が第3次補正に盛り込まれるとした上で、それ以前にも、これからも、直ちに行うことは施行し、準備することは準備していくべきだ」とし、「第3次補正予算案も機を逸してはならない」と述べた。
文大統領は「政府が速やかに決定して迅速に行動することで、国民の暮らしと国家経済を支える役割を果たさなければならない」とし「防疫と日常が共存する時期が近づいただけに、内需活力対策も設けて進める時期がやってきた」と強調した。
また、現在の経済状況について「4～6月期の経済成長率がマイナスを記録した1～3月期よりもさらに良くない流れが予想される」と述べ、「世界経済が低迷する中でも他の先進国に比べて相対的に善戦しているのは事実だが、早期の回復を期待するのは難しい」と指摘した。
さらに、「国民は防疫指針と規則を守って日常的な社会経済活動を始めることになる」と説明しながら、内需活性化政策について景気回復の出発点としなければならないと述べた。
文大統領は「まさに経済は戦時状況だ」とし、これからは本格的な危機であるだけに、政府は危機克服に向けた危機国家システムを備えて危機克服に乗り出さなければならないと呼びかけた。同時に「われわれは防疫で新たな道をつくり、世界を先導している」とし「経済においても、新たな道を切り開いていかなければいけない」と逆説した。
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