なくなる映画館の銀幕…LG電子も劇場用デジタルスクリーンを作る

[なくなる映画館の銀幕…LG電子も劇場用デジタルスクリーンを作る]



電子業界が映画館に目を向けている。 サムスン電子に続き、LG電子も劇場用デジタルスクリーン事業に進出する。 映写機の不要な発光ダイオード(LED)サイネージを挙げ、銀幕を代替するという計画だ。 停滞期に入ったテレビ・ディスプレイ業界がB2B領域で突破口を切り開くわけだ。

14日、関連業界によると、LG電子は先月31日、「LG LEDシネマ」の商標を出願し、関連事業を準備している。 LG電子は該当商標が適用される指定商品にLEDディスプレイ装置、劇場用LEDサイネージなどを登録した。

LG LEDシネマはLEDディスプレイ基盤の劇場用スクリーンだ。 従来の映画館の上映方式はプロジェクターや映写機を利用して強い光を銀幕に投影する形態だ。 一方、LEDシネマはスクリーン自体が発光して映像を具現する。 一種の超大型テレビを劇場の壁にかけるわけだ。

従来の方式に比べれば、明るさと鮮明度が10倍に達し、観客の没入感を高められるというメリットがある。 明るい状態でも映画観覧が可能で、劇場文化も革新的に変えるものと期待される。 映画館としてもランプの交換などメンテナンス費用を節減でき魅力的だ。

当初、LG電子は今年、米ラスベガスで開かれる世界最大の映画産業博覧会「シネマコン」で、LEDシネマを初めて公開するものと予想されていた。 該当商標をシネマコンの開幕日(先月30日)に合わせて出願したのもこのような脈絡と解釈される。

しかし、シネマコンが今年、コロナ19事態を受け、キャンセルとなり、LG電子のショーケースも同様に遅延された。 映画業界が全般的な不況を経験している中、LG電子も劇場用LED事業の速度を調整するものと見られる。

ただ、事業進出を公式化するのは時間の問題だ。 LG電子がすでに多様な形態の商業用ディスプレイを披露したことがあるだけに、技術的には問題にならないというのが大方の見方だ。 国内でもLG電子はソウル蚕室(チャムシル)ロッテワールドタワー、京畿道河南(キョンギド・ハナム)スターフィールドなどに超大型LEDサイネージの設置を終えたことがある。

ライバル会社のサムスン電子はすでに劇場用デジタルスクリーン事業に拍車をかけている。 2017年、世界初の劇場用LEDスクリーンの商用化に続き、2018年には独自ブランド「Onyx」を立ち上げた。

サムスン電子は世界の映画スクリーンの10%をOnyxに取り替えることを目標としている。 現在、世界のOnyx専用の上映館60ヵ所に66つのスクリーンを供給している。 ソウルロッテシネマワールドタワー店やCGV往十里(ワンシムリ)など国内の大型映画館のフランチャイズでもよく目にすることができる。 年間約20つずつ速いスピードで採択されている点も鼓舞的だ。

劇場用LEDスクリーンはテレビメーカーの新しい「ブルーオーシャン」として注目されている。 テレビ産業が成熟期に入り、新事業の開拓が切実な状況だ。 次世代成長動力として注目された8Kテレビの普及も予想を下回っている。 昨年、グローバル8Kテレビの販売量は12万7200万台で、全体テレビ市場の0.06%に過ぎなかった。

B2B市場の特性上、多数の製品を一度に販売できる上、一度確保した顧客会社は簡単には変わらないことから、安定的な収益が得られることもメーカーとしては魅力的なところだ。
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