サムスンディスプレイ、LCD整理してQDにオールイン…李在鎔式の「選択と集中」

[サムスンディスプレイ、LCD整理してQDにオールイン…李在鎔式の「選択と集中」]



サムスンディスプレイがLCD(液晶表示装置)事業を整理し、次世代QD(量子ドット)に大型事業を完全に転換する。 競争力の低い事業は整理し、新事業は果敢に投資する李在鎔(イ・ジェヨン)式「選択と集中」経営戦略が再度適用されたという分析だ。

サムスンディスプレイは31日、忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)事業場で大型事業部の役員を対象に説明会を開き、今後の事業方向について説明した。 この席で、サムスンディスプレイは役員たちに今年末までLCD事業を整理すると公式発表した。 これは昨年10月に発表したQD投資計画の延長線上にあると言える。

サムスンディスプレイは昨年10月、次世代QDディスプレイに今後5年間、13兆1000億ウォンを投資すると発表した。 当時、李在鎔サムスン電子副会長は"世界景気が鈍化し、様々な不確実性のため厳しい時期だが、動揺せず、次世代技術革新と人材育成に最善を尽くす"と強調した。

LCD事業はここ数年間、中国メーカーの低価格攻勢のため、毎年収益性が減るなど困難を強いられた。 これを受け、サムスンディスプレイはLCDの代わりに中小型OLED(有機発光ダイオード)事業や次世代ディスプレイのQDとQNED(量子ドットナノLED)開発など新技術に集中する計画だ。

この一環としてサムスンディスプレイは牙山1キャンパスに世界初の「QDディスプレイ」量産ラインである「Q1ライン」を構築する。 新規ラインはまず、初期8.5世代基準で3万枚規模で、2021年から稼動を始め、65インチ以上の超大型QDディスプレイを生産する予定だ。

従来の第8世代LCDラインを段階別にQDラインに転換し、2025年までに生産能力を徐々に拡大していく方針だ。

一部ではサムスンディスプレイの13兆ウォンの投資規模が過去に比べて少ないため、追加投資が出る可能性もあるという見通しも出ている。

サムスンディスプレイの関係者は"今回の決定は大型ディスプレイ事業の競争力を高め、次世代技術の商用化を繰り上げるための戦略的選択"と述べた。
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