サムスン電子のスロバキア工場、コロナに稼動中止

[サムスン電子のスロバキア工場、コロナに稼動中止]



サムスン電子が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)により、テレビを生産するスロバキア工場の操業を一時中断する。 サムスンの欧州工場の中で、コロナによって稼動を中断するのは今回が初めてだ。

業界によると、サムスン電子がスロバキアのガランタ工場の操業を23日から29日まで1週間中断する。 ガランタ工場はハンガリー工場と共に、サムスンテレビの生産を担当する中核生産基地だ。

2002年に設立されたガランタ工場は年間、液晶表示装置(LCD)テレビ200万台を生産する。 サムスンはガランタ工場に350億ユーロ(約5000億ウォン)以上投資し、累積で1億台以上のテレビを生産した。 ガランタ工場で生産された物量は大半が欧州地域に輸出されて販売されている。 2018年基準のガランタ法人の売上高は3兆2373億ウォン(約2兆8300億円)、当期純利益は1006億ウォン(約1兆8300億円)に達する。

スロバキア政府はコロナ19が広まり、16日に国家非常事態を宣布し、すべての商店に対して14日間運営を中断する行政命令を下した。 これに対し、サムスン側でもこのような決定を下したのだ。

サムスン電子はガランタ工場がまもなく休業しても、ハンガリー工場でもっと多くの物量を生産しており、直ちに需給には支障がないという。

これに先立ち、起亜(キア)自動車のスロバキア工場も23日から来月3日までの2週間、生産を中断すると明らかにした。 さらに、フォルクスワーゲン、プジョーシトロエン、ジャガーランドローバーまで、スロバキア内の全ての完成車メーカーが稼動を中止する。

スロバキアは現在、外国人の入国を全面禁止し、全ての商店運営を中断している。 ただ、製造企業の稼動を法的に禁じている状態ではなく、自主的に企業が廃業している。

サムスン電子の関係者は"社員の安定と健康を守るため、スロバキア工場を1週間閉鎖することにした"と述べた。
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