[ニューヨーク株式市場] NYダウ13%台の暴落・・・FRBが乗り出しても再び「ブラックマンデー」

  • ダウ12.93%↓ S&P500 11.98%↓ ナスダック12.32%↓

  • 国際原油価格10%前後の暴落…金価格も大幅に下がり

[写真=AP・聯合ニュース]


16日(現地時間)、ニューヨーク株式市場の主要指数がコロナ19による経済低迷の恐怖に12〜13%暴落した。

この日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でNYダウ平均株価は前場より2997.10p(12.93%)急落した2万188.52で取引を終えた。同日3000ポイント近く押されたダウは、史上3番目に最も大きな下げ幅を記録した。1987年に22.6%の大暴落を演出した「ブラックマンデー」以来、最悪の記録でもある。

S&P500指数は324.89p(11.98%)墜落した2386.13で、ナスダック指数は970.28p(12.32%)急落した6904.59にそれぞれ取引を終えた。

ニューヨーク株式市場はこの日、再び衝撃に包まれた。取引開始直後にニューヨーク株式市場の主要3大指数が一斉に暴落し、15分間取引が中断されるサーキットブレーカーが発動された。ニューヨーク株式市場で取引の前半からサーキットブレーカーが発動されたのは、3月に入って9日と12日に続き3回目だ。

前日、米中央銀行の連邦準備制度(Fed・FRB)はコロナ19による経済影響に対応して政策金利を1%p下げ、7000億ドル分の量的緩和を開始する破格的な刺激策を発表した。しかし、コロナ19の拡散により、経済が麻痺されている市場の恐怖を落ち着かせることはできなかった。

野村ホールディングス傘下の米国法人インスティネットのエグゼクティブディレクター(代表)を務めるフランク・カッペレリ氏は、「市場が前日、FRBの措置も下落し続けている」とし、「私たちは単なる経済ではなく、それよりもっと大きな問題を扱っている」と分析した。

先立ってドナルド・トランプ米大統領が、「コロナ19事態が今年の8月まで継続する可能性がある」とし、米国が低迷に進入するかもしれないと憂慮したのも市場の恐怖を育てた。

米国の預託銀行最大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロンのインベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、リズ・ヤング氏は、「市場が聞きたいニュースを聞けなかった」とし「コロナ事態が7〜8月まで継続すると、第2四半期と第3四半期に経済が萎縮する可能性があるということだが、これは低迷を意味する」と述べた。

米国より先に取引を終えた欧州の主要株式市場も急落した。英国FTSE100指数は前営業日比4.01%急落した5151.08で取引を終えた。フランスのCAC40指数も5.75%暴落した3881.46で、ドイツDAX指数は5.31%下落した8742.25でそれぞれ取引を終了した。汎欧州指数のストックス欧州600は、前日より4.86%安の284.63で取引を終えた。

国際原油価格は、需要萎縮と供給過剰の懸念に再び急落した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で4月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエト(WTI)は、前取引日より1バレル当たり9.6%下落した28.70ドルで取引を終えた。2016年以来、最低の水準を記録したWTIは最終的に1バレル当たり30ドル台を下回った。ロンドンICE先物取引所の5月物ブレント原油は1バレル当たり10.31%安の30.36ドルを示した。

代表的な安全資産である金価格も大幅に下落した。ニューヨーク商品取引所で4月引き渡した分の金は、前取引日より1オンス当たり2.0%(30.20ドル)急落した1486.50ドルを記録した。
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