[ニューヨーク株式市場] 新型コロナ注視のなかで反発・・・原油価格の同時上昇

[写真=AP・聯合ニュース]


ニューヨーク株式市場は28日(現地時間)、新型コロナウイルス(武漢肺炎)感染症の拡散状況を注視するなかで前日の急落以降、良好な経済指標に支えられ、一斉に上昇して取引を終えた。

この日のダウ平均株価は前日比187.05ポイント(0.66%)上がった2万8722.85で取引を終えた。S&P500指数は前日より32.61ポイント(1.01%)上昇した3276.24で、ナスダック指数は前日より130.37ポイント(1.43%)高の9269.68で取引を終えた。

市場は新型コロナ感染症である、いわゆる「武漢肺炎」事態と主要経済指標、企業業績などを注視した。

世界保健機関(WHO)は同日、新型コロナウイルス感染症の「武漢肺炎」対応のため、できるだけ早く中国に国際専門家を送ることで中国と合意しており、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は中国が現在の危機によく対応できると自信を表し、株式市場の反発に影響を与えた。

また、この日に出た米経済指標が概ね良好だったことも、市場に安心感を提供した。

同日、欧州株式市場も反発して引けた。汎欧州指数のユーロStoxx50指数は1.13%高の3719.22で、英国ロンドン株式市場のFTSE100指数は前取引日の終値比0.93%上昇した7480.69で取引を終えた。

ドイツ・フランクフルト株式市場のDAX指数も0.90%高の1万3323.69で、フランス・パリ株式市場のCAC40指数は1.07%上昇した5925.82で取引を終えた。

新型コロナ拡散の懸念で連日下落していた国際原油価格は、ニューヨーク株式市場の反発に支えら、6営業日ぶりに軒並み上昇した。

ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)先物は1バレル当たり34セント(0.6%)上昇した53.48ドルを示した。国際原油価格のベンチマークであるブレント原油は1バレル19セント(0.3%)高の59.51ドルを記録した。

二つの原油価格は前日の新型コロナウイルス拡散の影響によって昨年10月以来、最低値を記録している。石油輸出国機構(OPEC)が中国の新型コロナウイルスの影響に対する対策として、原油生産の縮小を検討しているというニュースが原油価格を支持した。

OPECが中国の新型コロナウイルスにより原油需要が萎縮する可能性に備えて、減算量をさらに増やす可能性があるというニュースも伝えられた。

一方、前日約6年ぶりに最高を記録した国際金価格は下落した。この日、ニューヨーク商品取引所で2月渡し分の金は前日より1オンスあたり0.5%(7.60ドル)安の1569.80ドルを記録した。

 
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