現代・起亜自動車が約120万台規模の電気車バッテリー入札に突入した。
26日、関連業界によると、現代・起亜自は最近、「E-GMP(Electric-Global Modular Platform)」を基にして作られる電気自動車に使用されるバッテリーの2次入札を進行中だ。 E-GMPは現代・起亜自の初の電気自動車専用プラットフォームだ。 来年初めに開発が完了すれば、本格的な量産が始まる。
今回の入札は現代・起亜車が2022年から今後7~8年間使用する物量が対象であり、規模は116万台水準だ。 金額に換算すると、数兆ウォン台と推定される。
バッテリーは400V(ボルト)級の充電システムを主力としているE-GMP基盤の電気自動車などに主に使用される見通しだ。 現代自の小型スポーツ・ユーティリティ・ビークル「コナ」をベースにした電気自動車「コナ・エレクトリック」と同程度の性能だ。 大部分が普及型電気車に使われるという意味だ。
業界は入札が成功するかどうかの最大のカギは価格にかかっていると分析している。 実際、現在10社余りの企業が入札に参加中で、価格競争力が高い中国系企業が相対的に多く含まれたという。
業界関係者は"1次入札量の大半はプレミアム級E-GMP基盤の電気自動車に適用されるだろう"とし、"しかし、今回の2次入札量は普及型に主に使用されるだろう"と話した。
先立って、現代・起亜自はE-GMPに適用する1次物量バッテリーをSKイノベーションから単独でもらうことにした。 1次入札は2次とは違って、プレミアム級に供給する電気車バッテリーを対象にした。 約50万台規模だ。 金額に換算すると、10兆ウォン水準だ。
プレミアム級のE-GMPの初の電気車充電システムは800Vを基準とする。 現在、最高の電気自動車メーカーで評価されている米国のテスラも480V程度に過ぎない。 Vが高ければ、電気モーターなど高性能な電装製品の適用、急速充電などに有利である。
現代・起亜自はこのように攻撃的な「二元化戦略」で多量の電気自動車を発売し、市場をリードする方針だ。 実際、現代車グループは2025年まで23種の電気車を新たに発売すると最近発表している。 これは同期間14種の電気車を出すという2017年12月に発表より64.2%も増えた数値だ。 これを通じてグローバル電気車市場で「トップ3」に跳躍するという計画だ。
このような計画が現実化するためには2025年まで少なくとも80万台以上を売らなければならない。 2025年までに現代自動車グループの電気自動車の販売目標より少ない金額だ。 具体的に現代車・ジェネシスブランドは2025年まで電気自動車の販売目標を56万台以上に設定している。 起亜車を含めたグループ基準では電気自動車の販売85万台、シェア10%以上が目標だ。
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