「韓日関係の悪化の影響、28年ぶりに初めて・・・衝撃的だった」

  • 鹿児島・人吉の観光業も「韓日関係」に悪影響を受け

  • 人吉旅館の韓国人女将「28年ぶり初めてなので衝撃」

  • 鹿児島関係者「韓国の直行便廃止が最も大きな打撃」

[写真=共同取材団・人吉旅館の女将、ソン・ジョンヒ氏)]


「韓国の旅行代理店からキャンセルのファックスが届いた。理由は韓日関係のため。あまりにも明確で驚いた。」

去る22日(現地時間)、「韓日記者交流プログラム」で日本の九州熊本県の人吉市の人吉旅館で行われた韓国外交部記者団とのインタビューで、堀尾里美(韓国名 ソン・ジョンヒ)氏が言った言葉だ。

1991年、韓国で現在の日本人の夫に出会って1992年に人吉へ住まいを移したソン・ジョンヒ氏は現在、28年目人吉旅館の「女将(女主人)」として生活し、韓日 民間交流をリードしてきた。

ソン氏は本人の役割について「日本の中の韓国人として生きている。韓国と日本の間で中間の役割をしっかり果たすことで、韓日関係の親善維持を民間外交官としてうまくやっているとたくさん方々が認めてくださっている」と述べた。

ソン氏は日本現地のテレビ番組に出演し、新聞にコラムなどを掲載するなど日本の中の韓国人の暮らしを伝えている。

彼女は最近韓日関係に影響をたくさん受けているかという質問に、「過去28年間、一度も韓国人であるとして日本の人々が軽蔑したり、大きな困難を感じたことはない」とし、昨年の夏、28年ぶりに初めて危機を感じたと伝えた。

彼女は「初めてこのような韓日関係(悪化)が28年ぶりに訪れたのだ。最初はあまり気にしなかった。ところが、7月5日。忘れもしない」と、「9月に釜山から20人の宿泊予約があったが、同日、旅行代理店からキャンセルのファックスが届いた」と語った。続いてキャンセルの理由が「韓日関係」のためだったと付け加えた。

ソン氏は、「旅行代理店のキャンセルファックスの下に「今、韓日関係が非常に悪く、キャンセルする」と書かれていた。あまりにも明確だった。だからとても驚いたし、衝撃が結構大きかった」とし、「その時になって影響が大きいとやっと感じた」と説明した。

それからほとんどの予約がキャンセルされ、韓国にいらっしゃる方々から韓日関係に対するソーシャル・ネットワーキン・グサービス(SNS)の書き込みを受けたと明らかにした。

ソン氏は「日本のユーチューブで韓国を批判する動画がアップロードされた。一晩中そんなことを読んで、心の傷もとても大きかった」とし、「気が回らず、すべては表現できないけれど、少し変な雰囲気だった」と説明した。

ソン氏は韓国の観光客の減少のもう一つの原因は、「航空券」の減少のせいだと指摘した。彼女は「乗客がなくて航空便をなくすとはいえ、逆に来たくても航空便がないため(来られない人も多い)」と残念がった。

韓国内の反日感情で日本旅行を計画しないことも問題だが、その影響で既存の航空便がなくなったのが最も大きな打撃だという説明だ。

韓国のゴルフ観光客が多く訪れる鹿児島も状況は似ている。

鹿児島県庁の内山コウイチ国際交流課課長は「航空便の運行停止に観光客が減少した」とし、「現在、韓国と鹿児島を行き来する直行便は1週間に6回運行している。昨年は、多いときは1週間に18回だった」と明らかにした。

鹿児島県庁によると、今年9〜10月に鹿児島を訪れた韓国人観光客の数は、前年同月比65%減少した。

鹿児島県PRおよび旅行戦略担当の江筋田カツイ次長は、「鹿児島を訪れる韓国人観光客の最初の特徴は、冬にゴルフを楽しむため」とし、「様々な影響で昨年よりも減少するという懸念がある」と述べた。

このため、鹿児島の地域経済にも悪影響があると訴えた。江筋田課長は「最も心配しているのはホテルのゴルフ場だ」とし、「確かに冬には韓国の観光客が絶対的だった。正確な数値は言えないが、感覚的に韓国人観光客が多かった」と説明した。

一方、鹿児島のローカル新聞である「南日本新聞」は昨年11月、韓国の観光客の減少で鹿児島の冬の観光産業が大きな打撃を受けたと報じた。同新聞は、鹿児島 - 仁川の直行便を運行していた韓国の大韓航空が運航を中止し、路線の閉鎖を検討していると主張した。

これにより、SKワイバーンズなど鹿児島へとスポーツキャンプをにきていた韓国のスポーツチームの計画も白紙化されていると指摘した。また、鹿児島の観光産業を蘇らせるためには、韓国と鹿児島を行き来する直行便の維持および増加が切実だと強調した。

 
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