移動通信3社とグーグル・フェイスブック、「5gキラーコンテンツのクラウドゲームを掴めよ」

[写真=聯合ニュース(20日、KTが5Gストーリミングゲームを発売した)]


5G(第5世代移動通信)のキラーコンテンツとしてクラウドゲームが脚光を浴びている。国内外のIT企業が相次いでクラウドゲーム市場に参入しているが、5Gという成長市場で事業基盤を強化するためだ。グーグル(Google)とフェイスブック(Facebook)は同じ日にクラウドゲーム会社を買収した。韓国内では移動通信3社がクラウドゲームサービスを競争的に披露している。

グーグルは19日(現地時間)、カナダのゲーム開発会社「タイフーンスタジオ」を買収したと発表した。タイフーンスタジオは、グローバルゲーム会社EA(エレクトロニック・アーツ)出身の開発者が2017年に作ったスタートアップだ。グーグルは昨年11月、クラウドゲームサービス「スターディア(Stadia)」を発売したが、タイフーンスタジオのゲーム開発者30人をスターディアチームに合流させた。

フェイスブックは、スペインのクラウドゲーム会社「プレイギガ(PlayGiga)」を買収した。現地メディアは買収価格が7000万ユーロ(約900億ウォン)と報じた。プレイギガは世界中のゲーム開発会社からソフトウェアを調達し、クラウドを通じてサービスを提供する会社だ。 2013年に設立されたプレイギガは、欧州の通信会社と協力して約300個に及ぶクラウドゲームをサービスしている。これに先立ち、先月にもフェイスブックはバーチャルリアリティ(VR)ゲーム開発会社「ビットゲームズ」を買収した。フェイスブックは収益構造の多角化のために、クラウドゲームに目を向けている。

韓国内では移動通信3社が積極的にクラウドゲーム市場に参入した。KTは今月20日、台湾のストリーミングソリューション企業であるユビタス(Ubitus)と手を組んで月定額さえ払えばゲームを無制限に楽しむことができるサブスクリプション方式の「5Gストリーミングゲーム」のサービスを披露した。先立ってSKテレコムは、マイクロソフトとクラウドゲーム技術の「プロジェクト・エックス・クラウド(Project xCloud)」を発売した。LGユープラスは、グラフィックス処理装置(GPU)メーカーのNVIDIAとともにゲーム流通プラットフォームであるスチーム(Steam)アカウントと連動されるクラウドゲームの「GeForce NOW」サービスを開始した。

クラウドゲームは、サーバーで駆動されるゲームを利用者のスマートフォンや携帯端末にリアルタイムで提供するゲームサービスをいう。ゲームを直接ダウンロードせず、ゲームサーバーに接続して直ちに楽しむことができるため、5Gの特性である低延性と超高速が目立つ分野だ。グローバル市場調査会社HISマークィットは、クラウドゲーム市場規模は昨年3億8700万ドル(約4500億ウォン)から2023年に25億ドル(約2兆9000億ウォン)水準へと約6倍に成長すると見通した。

サムスン証券のイ・ヒョンジョン研究員は「クラウドゲームは、ゲーム業界の未来の収益源」とし、「まだ市場の初期段階であるが、今後、急速な成長が予想されるゲームプラットフォームだ」と明らかにした。

また、KB証券のキム・セファン研究員は、「通信技術とゲーム市場は共に変化した」とし、「1998年にインターネット普及でスタークラフトのようなオンラインゲームの時代が開かれたし、今年は5G時代が開かれてクラウドゲーミング市場に変わると予想する」と述べた。

 
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