正しい未来党の金中魯(キム・ジュンノ)議員は12日、「軍令権の首長である合同参謀議長は、昨夜(11日)本議員が連絡を取るまで(挙動不審者の侵入)を認知さえしていなかった」とした。
金議員はこの日、国会で記者会見を開き、「三陟港(サムチョクハン)事態以後、韓国軍は警戒態勢と報告制度の強化を約束したが、自らの限界だけをさらしてしまった」と、このように明らかにした。
先立って4日、海軍2艦隊司令部の弾薬倉庫の近くで挙動不審者が発見され軍が捜査に着手した中、肝心の軍令権合同参謀部議長がその事件を認知していなかったということだ。
金議員は「過ちのない若い兵士に罪を被らせ、本人の安易のために真実を操作した」とし、「該当部隊は事件に対する捜査を進めており、国会議員と該当兵士との接触さえ防いでいる」と指摘した。
続けて「今、この時刻にもどんな懐柔と降圧があるのか、兵士の安全が心配になるだけだ」と付け加えた。
軍の調査が始まって以来、5日、海軍兵士1人は挙動不審者として刺繍をした。しかし、捜査の過程で虚偽の自白であったことが明らかになった。直属上級者(将校)が兵士たちに虚偽自白を提案し、ある兵士がその提案に応じて虚偽自白したのだ。
金議員は「どのような過程を経て、なんの根拠で短時間に対共容疑点がないと結論を出したのか、挙手者の検挙のためにどんな努力を傾けてきたのか、海軍と合同参謀は答えなければならない」と述べた。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>