[写真＝ロイター・聯合ニュース]
オーストラリア規制当局が、スマートフォンの防水機能を誇張して広告したとし、サムスン電子のオーストラリア法人を相手に訴訟を提起した。
4日、オーストラリア競争・消費者委員会（ACCC）は「サムスン電子がギャラクシー商標が付いた複数の携帯電話機の防水機能を広告するとき、誤ったり誤解を招く可能性があり、欺瞞的な表現を使用したとして連邦裁判所に訴訟を起こした」と明らかにした。
ACCCが問題を提起したサムスン電子の広告は300件あまりだ。サムスン電子が去る2016年2月からオンラインやSNS、TVなどの広告を通じてギャラクシースマートフォンに防水機能があるとし、海やプールで使用する姿を描いた点を問題視したのだ。
ACCCのロッド・シムズ 委員長は、「実際にそうでないにもかかわらず、サムスン電子はギャラクシースマートフォンが海やプールを含むあらゆる種類の水の中で使用されたり露出されてもよく、水にさらされても製品の寿命に影響がないほど適しているかのような誤りと誤解を招く恐れのある広告をした」と述べた。
また、水が製品寿命に及ぼす影響をテストせず、淡水ではない水に入った場合は壊れる恐れがあるという点を知っており、水の中で使用して故障した製品に対する消費者の苦情を拒否したとも指摘した。
シムズ委員長は「サムスン電子が顧客を集めようと製品が使用されてはならない状況で使用されるのを見せた」とし、「オーストラリア消費者法によると、企業は製品の機能について消費者を誤導してはならない」と明らかにした。
サムスン電子は同日、声明を通じて訴訟に対応すると発表した。
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