[アジア為替レート] 米利下げの見通しに円高継続

  • 円・ドル0.4%下落

[写真=gettyimagesbank]


米連邦準備制度(Fed・FRB)が年内の利下げシグナルを明かした影響で、20日、アジア通貨市場で円がドルに対して上昇を続けている。

同日の午後2時50分現在、円・ドル為替レートは前日のニューヨーク外国為替市場終値比0.40%下がった107.66円を指している。

円・ドル為替レートは一時107.55円まで下がり、1月初め以来、最低を記録した。円・ドル為替レートは円の価値とは逆に動く。

FRBは18〜19日(現地時間)、連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利を凍結したが、経済の不確実性を理由に、年内利下げのシグナルを強く表しながらドルの値を引き下げた。すぐに米フェデラルファンド(FF)金利先物は7月の金利引き下げを既成事実化している。

円はユーロに対しても上昇傾向にある。円・ユーロの為替レートは0.04%下落して121.27円を指している。去る18日、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁がECBの年次総会の物価上昇率の目標達成に向けて、利下げや資産買い入れなど追加刺激策を打ち出す準備ができていると強調した。

これから投資家たちは同日3時30分に予定された黒田東彦日銀総裁の記者会見を注視している。日本銀行は20日、金融政策会議の末、従来の金融政策を維持することにしたと発表した。黒田総裁が今後、日本銀行の金融政策方向をどのようなシグナルで送るかが関心事だ。
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