ワカメで車を作ることができるということが信じられますか?
それを可能にする主人公は「海藻類バイオプラスチック」です。
海藻類バイオプラスチックは、従来のプラスチックが分解されない致命的な短所を補完する「持続可能なエコ素材」として浮上しています。
では、どのようにワカメがプラスチックに変わるのでしょうか?
ワカメ、昆布のような海藻類の50%は、繊維質で構成されています。
この繊維質が微生物内に入って様々な酵素反応を経ると脂肪が作られます。
このように生成された脂肪は酵素とともに生物転換反応を経て脂肪酸とグリセロールに分離され、脂肪酸が切断されて高性能プラスチック素材である「中鎖カルボン酸」が誕生します。
中鎖カルボン酸は高性能プラスチックの主原料となる一つの単量体として、これをつなぎ合わせるとバイオプラスチックになります。
中鎖カルボン酸は安定性が非常に高いため、自動車の内装、自動車エンジン、電子電気部品などの高温や山に強い分野で活発に使用することができます。
自動車が廃棄された後、バイオプラスチックは自然の中で微生物によって完全に分解されるため、環境を脅かしてきた従来のプラスチックとは異なり、持続可能なエコ素材として認められています。
それだけでなく、製造する過程でも環境汚染物質を排出せず、高温、高圧条件を要求しないため、効率的な工程を通じて生産することができます。
現在、海藻類バイオプラスチックの物理的な性質をさらに強化し、経済性を高める研究が活発に進み、商用化段階まで半分以上到達したそうです。
今後、このような新素材が継続的に開発され、環境汚染問題を解決するのに役立ってほしいです。
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