ミニマム40隻・・・カタール発の韓国造船所の発注市場が開かれた

  • カタールガス、韓日の造船所対象の入札手続きを行い

  • 契約規模8兆8000億ウォン・・・最大60隻の追加発注見通し

  • 業界、「今年初めに担当公務員が大宇造船海洋訪問・・・日本より有利」

[写真=聯合ニュース(大宇造船海洋提供)]


韓国の造船所が単一契約史上最大となる数兆ウォン台の液化天然ガス(LNG)運搬船の「受注ジャックポット」を実現する可能性が高まっている。

12日、関連業界によると、カタール国営石油傘下のカタールガスは現在、韓国と日本の造船所を対象にLNG運搬船40隻の受注入札手続きを進めている。

現在、LNG運搬船の一隻当たり価格は1億9000万ドル(約2200億円)だ。契約規模だけで8兆8000億ウォンに達するわけだ。このように一度で多量の発注が出たのは、造船産業の歴史上、類例のないことだ。

受注総額はさらに増える可能性がある。納期日は2023年から2026年までに少なくとも5年以後だ。この期間中に新造価格が上がる可能性を排除できない。また、カタールは第1回応札である今回とは別に最大60隻を追加発注すると見られる。

業界内外では、韓国の造船所が競争国である日本より有利な立場に立っているという話が流れている。

ある造船業界の関係者は、「今年の初め、カタール海運運輸局所属の公務員が非公開で大宇造船海洋を訪問した」とし、「この時、LNG運搬船の発注と関連して様々な話を交わしたと聞いている」と耳打ちした。

カタールが大規模な船舶発注に乗り出したのは、独自のLNG増産計画と米国で行うLNGプロジェクトに対応するためだ。

現在、カタール政府は、自国のガス田であるノースフィールド(Northfield)の拡張を進めている。2024年までにLNG生産能力を年間7700万tから1億1000万tまで高める計画だ。

また、カタール国営石油は、米テキサス州でエクソンモービル(Exxon Mobile)と手を握って2024年から演算1600万tの大型プロジェクト「ゴールデンパスLNG」を開始する見通しだ。

これに対して他の造船業界の高官は「今後、現代重工業が大宇造船の買収を終えれば、市場のプレーヤーが減ってLNG船舶の価格上昇につながるだろう」とし、「優秀な技術力を備えた韓国の造船所が、今年もLNG船舶の受注を独占すると予想されるだけに、売上高も大幅に増えるだろう」と強調した。


 
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