李周烈、「経済状況の変化に適切に対応」・・・膨らむ利下げの可能性

[写真=聯合ニュース]


韓国銀行の李周烈 (イ・ジュヨル)総裁が金融政策の方向性と関連して「経済状況の変化に応じて適切に対応していかなければならたい」と述べた。金利引き下げを直接言及したものではないが、景気下降に対応するために、金利を引き下げる可能性があるということを示唆したわけだ。

李総裁は12日、韓国銀行創立第69周年記念の挨拶で「最近、米中貿易紛争、半導体景気などで市場が経済環境の変化に敏感に反応している」とし、「国内外の環境変化に応じたシナリオ別の政策運用戦略を樹立し、適期に対応できるように準備しなければならない」と、このように述べた。

そして、「物価が目標より相当幅低い水準であるだけに、物価安定目標の運営状況を定期的に点検する必要がある」と付け加えた。

5月の消費者物価指数は前年同月比0.7%上昇し、5カ月連続0%台の上昇率を続けた。低い物価上昇率は韓銀に金利引き下げを圧迫する要因になり得る。韓銀は去る4月の展望で、今年1.1%の物価上昇率を予想したが、予想より振るわず、7月の経済見通しで物価上昇率の予想値を下方修正する可能性が高い。

彼は「金融政策は安定的な成長傾向が続き、中期的には物価上昇率が目標水準に収斂できるようにする」とし、「家計負債、資本流出入などの金融安定リスク要因も考慮する」と述べた。

さらに、成長潜在力を高めるために構造改革にも力を入れるべきだと表明した。彼は「韓国経済の体質を根本的に改善するために努力しなければならない」とし、「新成長動力の発掘、高付加価値サービス業の活性化、労働市場の柔軟安全性の向上、規制合理化を一貫して推進しなければならない」と述べた。
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