LG電子、超価性比「Wシリーズ」出撃・・・インド市場を狙う

  • 「唯一」成長しているインドがターゲット・・・サムスン・シャオミと発売競争

  • 背面トリプルカメラ・・・ODM方式で単価をつかんだ

[写真=アマゾン・インドホームページ]


LG電子がインドのスマートフォン市場に挑戦状を突きつけた。インド専用の低価格ラインナップ「Wシリーズ」を前面に出し、現地市場を二分しているサムスン電子、シャオミ(小米科技)と本格的に競争する。グローバル全体スマートフォン市場の低迷のなか、「唯一」の成長を続けているインドを新しい成長動力にするという覚悟だ。

9日、業界によると、LG電子は今月中にインドでWシリーズの新製品を発売する。現在、アマゾン・インドのホームページとLG電子のティーザーウェブサイトを通じて発売を予告している。

◆背面トリプルカメラに10〜20万ウォンの価格見通し

新製品の具体的な仕様はまだ知られていない。しかし、12ナノ工程のオクタコアアプリケーション・プロセッサが適用されるという点からみて、メディアテックの「ヘリオP60」またはクアルコムの「スナップドラゴン439」が搭載される可能性が高い。

背面にはトリプルカメラが搭載される。人工知能(AI)機能を支援し、夜間・人物写真撮影専用モードを提供する。広角レンズを用いたワイドアングル撮影も可能だ。

昨年発売された「G7シンキュ」で披露したことがあるノッチ(切り欠き)設定機能も盛り込まれた。好みによってスマートフォン画面上部のノッチを隠したり、V字もしくはU字に設定できる。

最も目立つのは価格だ。WシリーズはLG電子の直接生産ではなく、ODM(製造業者開発生産)方式で単価を大幅に下げた。現地メディアはWシリーズの新製品の価格を1万5000ルピー以下(約25万ウォン)と予想した。

業界では、今年2月に発売されたサムスン電子の普及型ラインナップ「ギャラクシーM」シリーズと同様の水準になると予測している。ギャラクシーM10の場合、仕様によって7990~8990ルピー(約12万6000~14万2000ウォン)、M20は1万990~1万2990ルピー(約17万3000~20万5000ウォン)台だ。

LG電子の関係者は、「Wシリーズはインドでオンライン向けに販売される予定で、国内販売は検討していない」とし、「発売日程は確定していないが、間もなく公開されるだろう」と述べた。

◆「唯一」成長しているインド、スマートフォンの激戦地へ浮上

インドは最近、グローバルスマートフォンメーカーから注目を集めている市場だ。グローバル全体スマートフォン市場が昨年初めてマイナス成長を記録した中、唯一プラス成長を記録した地域だからだ。

市場調査会社のカウンターポイント・リサーチによると、第1四半期のグローバルスマートフォンの販売台数は、昨年比6%下落したが、インド市場は4%増加した。市場規模も大きい。昨年基準の出荷量は1億4500万台で、中国(4億850万台)に続き、二番目に多い。

現在、インド市場はサムスン電子とシャオミの両社が半分以上のシェアを占めている。シャオミが30.1%で1位を、サムスン電子が22.7%でその後を追撃している。先発走者である両社もやはり新製品を準備中だ。サムスン電子は11日、「ギャラクシーM40」と「ギャラクシーA80」を同時に発売する。シャオミも12日、「Mi 9」の派生モデルである「Mi 9T」を披露する予定だ。
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