メディトクスの「ボツリヌストキシン」、菌株議論から絶えない雑音

  • 菌株の議論から公取委への課徴金、非滅菌工程疑惑まで

[写真=公正取引委員会提供(不当広告で是正命令を受けたメディトックス広告)]


メディトクスがボツリヌストキシンの菌株論争から最近非滅菌工程の疑惑に包まれるなど、雑音が絶えない。

3日、業界によると、メディトクス・ボツリヌストキシンは、大熊製薬との菌株の戦いから最近、食品医薬品安全処の薬事監視と公正取引委員会の不当な広告課徴金賦課まで議論が続いている。

最近、食薬処はメディトクスが10年以上滅菌処理をきちんと履行しなかったという情報提供に基づいてメディトクスの梧倉(オチャン)第1工場に対して薬事監視を実施した。

薬事監視は、医薬品設備や工程、品質と設備などについて調査することであり、この過程で手続きに合わない違反行為が摘発された場合、関連行政処分を受ける。

メディトクスの前職員A氏は、国民権益委員会に梧倉第1工場がメディトキシン生産の過程で滅菌処理をせず製品を生産してきたと公益に通報した。梧倉第1工場は、シワ改善用のボツリヌストキシン製剤「メディトキシン」を生産するところだ。

また、公正取引委員会は去る2日、メディトクスが競合他社のボトックス製品を誹謗する広告を掲載したことについて課徴金2100万ウォンを賦課した。

メディトクスは2016年12月5日から2017年1月末まで、新聞やTV、ラジオ、オンラインポータルなどを通じて「本物は言うまでもない」、「本物が聞きます。ボツリヌストキシン(ボトックス)が言葉(韓国語で「馬」と同じ読み)にできますか?」、「ボツリヌス菌株全体の遺伝体塩基配列の業界初公開」などの内容を盛り込んだ広告を行ったことがある。

公取委は、該当広告競争会社の製品はまるで本物のボツリヌストキシンではないかのように誹謗したと判断し、是正命令と課徴金の措置を下した。該当広告は当時も薬事法違反で制裁受けて1億3110万ウォンの課徴金を課せられたりもした。

特に、大熊製薬との菌株議論は数年間続いている。メディトクスは大熊製薬ボツリヌストキシン「ナボタ」がメディトクス菌株を盗用したものだと主張し続けている。

メディトクス前職員がボツリヌス菌株とボツリヌストキシン製剤の製造工程技術文書を窃取して大熊製薬に提供したというのだ。

メディトクスは去る2月、大熊製薬と大熊製薬の米国パートナー会社のエボラスをアメリカ国際貿易委員(ITC)に提訴した。ITCは大熊製薬にナボタの出処菌株情報をメディトクスが指定した専門家に提供するように命令した状態だ。

このような雑音が相次ぎ、業界の一部ではメディトクス・ボツリヌストキシンを見る視線がよくない。ナボタを含めてメディトクスボツリヌストキシンを除いた残りの競合製品に対する牽制が激しいという分析だ。

メディトクスの関係者は「公取委の措置はすでに2年前に出た広告の処分に該当するものであり、梧倉第1工場は、2004年のGMP承認後、現在までに計29回の厳格な外部機関の現場調査を通じて適合判定を受けている」と釈明した。




 
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