SKイノベーションが米国大手法律事務所「コビントン・アンド・バーリング」(Covington&Burling)を選任してLG化学が提起したバッテリー技術流出疑惑に対応することにした。
23日、関連業界によると、SKイノベーションはLG化学からICT(国際貿易委員会)と米国地方裁判所に「営業秘密の侵害」提訴の対応に向け、法務法人コビントン・アンド・バーリングを法律代理人として選任した。
コビントン・アンド・バーリングは、米国系ローファーム会社であり、過去サムスンの特許訴訟業務を多数担当して勝訴を引き出したところだ。米国際貿易委員会の訴訟実務と知的財産権訴訟と関連して高い技量を備えているという評価を受ける。
SKイノベーションが知的財産権訴訟に特化したローファームを選んだのは、電気自動車のバッテリー技術疑惑に積極的に対応しながら退かないという意志と解釈される。
これに先立ってLG化学は、グローバル法律事務所「デントンズ」(Dentons)を選任し、米ITC(国際貿易委員会)と米デラウェア州の地方裁判所などにSKイノベーションを提訴した。SKイノベーションが核心人材70人余りを計画的にスカウトして技術を奪取したというのが訴訟の要旨だ。
電気自動車のバッテリーを主導している国内企業が米国での訴訟戦を繰り広げることになり、激しい場外乱闘に拡大する見通しだ。
SKイノベーションの関係者は、「バッテリー訴訟に対して法的手続きに基づいて進められている」とし、「LG化学の根拠のない主張に加え、SKイノベーションに転職した仲間たちを貶める行為は強く対応する予定だ」と述べた。
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