サムスン電子が今年上半期の未来技術育成事業としてDNA復旧・脳腫瘍治療などを選定した。
サムスン電子は10日、基礎科学16つ、素材技術11つ、情報通信技術(ICT)17つなど未来技術育成事業の支援課題の計44件を選定したと10日、明らかにした。 ここに計617億ウォンが支援される。
今年上半期の基礎科学分野では放射線・ウイルスなどで損傷したDNAを復旧するメカニズムを明らかにし、がん治療剤の開発に活用可能な基礎技術を研究した蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)のイ・ザイル教授チームが選ばれた。
素材技術分野では重金属・有機物など多様な水質汚染源を一度に浄化できるフィルターを開発した「マルチ汚染物除去多機能フィルター」研究(成均館(ソンギュングァン)大学のチョン・ヒョンソク教授チーム)などが支援対象だ。
口の周辺と声帯の微細な筋肉の動きを測定できる肌付着型センサーと"ディープラーニング基盤の単語変換アルゴリズムを開発し、聴覚障害者などの意思疎通に応用できるようにした延世(ヨンセ)大学のユ・ギジュン教授チームはICT分野の課題として選定された。
サムスン未来技術の育成事業は基礎科学、素材技術、ICTなど3つの研究分野で、毎年3回課題を選定し、研究費を支援するプログラムである。 2013年から現在までサムスン未来技術育成事業を通じて基礎科学分野180つ、素材技術分野160つ、ICT分野177つなど517つの研究課題に計6667億ウォンの研究費が支援された。
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