サムスン電子「B2B事業」、グローバル売上比重50%突破

[サムスン電子「B2B事業」、グローバル売上比重50%突破]



昨年、サムスン電子のグローバル全体売上高で、企業間取引(B2B)の割合が初めて50%を越えた。 これは2009年以降、9年ぶりに最大値である。

これまで卸売りと小売を中心に販売していた消費財(B2C)企業からB2B企業への転換が本格化されたという評価だ。

◆"サムスン、B2B事業に最適化"

2日、サムスン電子が公開した2018年事業報告書によると、昨年、サムスン電子のグローバル販売経路別の売上で、B2B部門が50%を占めた。

サムスン電子のB2Bの割合は2009年49%でピークに達したが、その後徐々に割合が減り、2013年には33%まで落ちた。 以後、2016年41%、2017年46%へと成長しね昨年は全体売上の半分を超えた。

一方、卸売と小売部門の売上比重は昨年、それぞれ20%と24%を占め、比重が多少縮小された。 2017年、卸売りと小売の割合はそれぞれ23%、24%だった。 小売は直接消費者に販売する場合,
卸売りはベストバイなど大型量販店などに流通する物量を意味する。

サムスン電子は部品から完成品まで様々な製品ラインナップを確保しているため、B2B事業に有利というのが業界の評価だ。

業界の関係者は"サムスン電子はB2B事業を進めるための技術、製品群、流通網などを多方面で確保した企業"とし、"一般顧客向けスマートフォンや家電製品の販売が低迷しているだけに、B2B市場を新しい成長動力にする雰囲気"と話した。

◆"安定的な収益創出…B2B、さらに拡大する"

サムスン電子はこれからもディスプレイ、家電などB2B事業分野を徐々に拡大していく方針だ。 B2BはB2Cに比べて市場の変動性の影響が少なく、安定的な売り上げ確保が可能であるためだ。

特にサムスン電子はB2B向けディスプレイ市場で頭角を現している。 2009年から10年目1位を占めている分野だ。 市場調査会社のHISマークイットによると、サムスン電子は昨年、B2Bディスプレイ市場で、販売量基準25.8%のシェアを達成し、1位を記録した。

主要製品としては販書機能とデジタル技術を組み合わせた会議ソリューション「サムスンフリップ」、量子ドット(QLED)8K」サイネージ、両面型セミアウトドアサイネージ、単一チップシステム(SoC)ベースにパソコンの必要のないコンテンツ管理ソリューションなどがある。

また、最近にはマイクロ発光ダイオード(LED)技術を基盤にした「ザ・ウォール(The Wall)」、16カ国に輸出したシネマ発光ダイオード(LED)「Onyx」など次世代LEDディスプレイ市場にも力を入れている。 サムスン電子は売場、競技場、空港など多様なB2Bディスプレイ市場を攻略する方針だ。

ビルトイン家電とシステムエアコン、洗濯機などもB2B事業拡大に貢献している。 サムスン電子は2016年、米国の高級キッチン家電メーカーである「DACO」を買収、プレミアムビルトイン家電市場に本格進出した。 大型マンション団地とビルトイン供給を締結し、市場を拡大している。

昨年には洗濯機・乾燥機B2B市場にも進出した。 B2B洗濯機・乾燥機は洗浄の専門店とホテル・リゾート・寮・病院・軍部隊などに使用された製品だ。 国内で年平均50%以上成長するものと見込まれるだけに、潜在力が高い。
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