SKハイニックスが従来の製品より30%速い、次世代企業用「ZNS SSD(Zoned Namespaces Solid State Drive)」を業界初で試演したと25日、明らかにした。
同日、SKハイニックスによると、会社は14日(現地時間)、米シリコンバレーで開幕した「2019 OCPグローバルサミット」に参加し、ZNS SSDソリューションを披露した。
OCPは超高効率のデータセンタの構築のためのハードウェアとソフトウェア・企業向けSSD標準などを議論するグローバルプロジェクトで、今年は関連グローバル企業や学界約3600人が参加した。
今回の行事でSKハイニックスが試演したZNS SSDは従来のSSD比速度と信頼性が30%向上されており、寿命も4倍以上増えた次世代データセンタソリューションというのが会社側の説明だ。
既存のSSDが写真や映像、音楽など様々な形式のデータを特別な区分なく同時に保存していたのに対し、ZNS SSDは使用頻度別にそれぞれ異なった空間に保存する。 高速列車の専用線路のように頻繁に使うデータをさらに早く読み込むことができ、データ管理効率を最適化するわけだ。
最近、人工知能(AI)とビックデータなど4次産業革命革新技術が本格的に適用され、データ使用量は爆発的に増えている。 これを受け、超高効率のデータセンター構築に向けた業界の動きも活発に行われている。
市場調査機関のIHSマキットによると、SSD市場は昨年324億ドルから2022年518億ドルに、年平均12.5%成長するものと見られる。 特にデータセンター中心の企業用SSD市場は同期間189億ドルから339億ドルに拡大し、全体市場の成長を牽引するものと予測される。
SKハイニックスも市場状況に合わせて年内にZNS SSDの開発を終え、来年上半期に商用製品を発売する予定だ。
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