[5G時代、世界が変わる] 4月5日・・・大韓民国、2千兆ウォン、新しいマーケットへの「第一歩」

  • -2025年までに世界市場2100兆ウォン推算・・・国内だけで2020年まで48兆ウォン

  • ‐科技情通部、産業・安全・環境を網羅した5Gプラス戦略発表

  • ‐商用化を前に「戦々恐々」とする「世界初!」というタイトル

[写真=アイクリックアート提供]


世界初第5世代移動通信システム(5G)時代が10日後に迫っている。SKテレコムとKT、LGユープラスは来月、サムスン電子のギャラクシーS10 5Gモデルの発売に合わせて、スマートフォン基盤の5G商用サービスを開始する。

スマートフォン基盤の5Gの商用化は、一般人を対象に真の5G時代が到来するという点で意義がある。通信会社3社は昨年12月、5Gの周波数を世界で初めて流し、モバイルルータ基盤のB2B(企業間取引)サービスを披露した。

◆ 韓国ICT産業の再跳躍のチャンス・・・47兆ウォン規模の価値提供を期待

世界で初めて5Gの商用化を開始する韓国ICT産業が、もう一度跳躍することができるだろうかに期待を集めている。移動通信だけでなく、これと連携したスマートファクトリー、スマートシティの登場で産業全般のアップグレードを実現できるという予想も出ている。

KTは最近発表した「5Gの社会経済的波及効果分析」報告書を通じて、5Gの商用化によって2030年まで、少なくとも47兆8000億ウォン(国内基準)の価値を提供するものと予想した。サムジョンKPMGは、2026年基準5Gのグローバル市場規模を2194兆ウォンと推算した。

科学技術情報通信部は、5G商用化に歩調を合わせて「5Gプラス」戦略を発表する計画だ。「5Gプラス戦略」とは、産業の発展的側面だけでなく、安全と環境までも考慮する総合的な戦略だ。科技情報通信部だけでなく、国土部、保健福祉部、企画財政部など関連省庁と企業及び研究所の専門家がすべて参加して戦略を構想した。

ユ・ヨンミン科技情通部長官は、先日MWC(モバイルワールドコングレス・Mobile World Congress)で「5Gプラス戦略には、5Gサービスとデバイス、安全、環境などに対する内容を盛り込んで市場を先取りする」とし、「韓国市場に良いリファレンスになって、企業がこれを持って海外にいくことを支援する」と述べた。

5Gプラス戦略は、具体的なサービス中心の戦略発表となる予定である。特に5Gの生態系をどう作って行けるかに重点が置かれている。

通信業界の関係者は「今年MWCで韓国通信事業者各社の展示館を訪れた観覧客は、韓国通信会社が5G基地局をどのように敷いたか、どんなサービスを準備しているかに大きな関心を示した」とし、「スマートフォン基盤の5G商用化も世界で初めてやり遂げ、韓国が名実共に5Gリーダーとして浮上した」と話した。

◆ 企業&政府、4年間続けてきた努力の賜物・・・過度な干渉を警戒すべき

世界初の5G商用化は、過去4年間、政府と企業が歩調を合わせた結果だ。2015年、ファン・チャンギュKT会長がMWCの基調演説で、2018平昌冬季五輪で世界初5Gテストサービス計画を発表した。科技情通部は、ギガコリア(Giga KOREA)事業団を中心に5Gの商用化を準備した。また、2017年5G戦略推進委員会は、5G融合サービスの開発に向けた5大分野(没入型、知能型、偏在型、自律型、公共型)を選定した。

しかし、科技情通部は5G商用化の直前に正確な時期を置いて右往左往する姿を見せた。当初、3月末に商用化が行われるものと大言壮語したが、5G専用端末機の発売が見送られたり料金制の認可も却下され、結局、4月に日程が延期された。一部では、政府が3月の商用化を公式化したのは無理だったという指摘もある。メーカーの開発過程で生じうる変数などを無視し、成果だけに没頭したということだ。

具体的な日程について口を閉ざしてきた政府と通信業界は、米ベライゾンが4月11日に商用化を図っているため、追われるように商用化の日程を組んだ。政府の目標ではなかったら世界初の5G商用化は難しかったかもしれないが、過度な干渉はかえって毒になったという話が出ている理由だ。

科技情通部関係者は「政府は成功的な5Gの商用化に向けて、最高水準の品質で5Gサービスを提供するのが何よりも重要であることを認識しており、通信事業者、端末機製造会社などと緊密に協議・疎通しながら市場の準備状況を把握し、政策を推進している」と説明した。
 
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