SKテレコム、現存する最高の保安技術「量子暗号通信」で5Gインフラ構築

[SKテレコム、現存する最高の保安技術「量子暗号通信」で5Gインフラ構築]



SKテレコムが5G通信網に量子暗号通信技術を本格的に導入し、安全な5Gインフラを構築する。

量子暗号通信は「量子(Quantum)」の特性を用いて送信者と受信者だけが解読できる暗号鍵(Key)を作って盗聴を防ぐ通信技術である。 現存するセキュリティ技術の中で最も安全な通信暗号化の方式と評価される。

■世界初の5G加入者認証サーバーに量子乱数生成器の適用…ハッキングの源泉封鎖

現在の通信暗号体系は不規則に見えるが、実際には一定のパターンを持っている数字を利用する。 スーパーコンピューターよりデータ処理速度が1億倍速い量子コンピューターが本格的に登場し、既存の暗号体系の事前予測可能性が高まることから、これに備えるためのセキュリティの重要性が高まっている。

SKテレコムは今月から5G加入者の認証サーバーにID Quantique(以下、IDQ)の量子乱数生成器(QRNG、 Quantim Random Number Generator)を適用した。 量子乱数生成器は量子の特性を利用してパターンの分析自体が不可能な無作為の数字を作る装置で、通信ネットワークを通じたハッキングの危険を最初から封鎖する。

加入者の認証過程は端末の使用者が移動通信網に接続し、すべての音声・映像データ、SMSなどをやり取りする前に正常加入者として認証を受ける最初であり、必須の段階だ。 もし、認証キーの数字が漏れた場合、顧客情報が盗聴やハッキングなどの犯罪に使われる恐れがあり、セキュリティが何よりも重要だ。

SKテレコムは本格的な5Gの大衆化時代を控え、5G網に量子暗号基盤の認証サーバーを適用したのに続き、4月中にはLTE網にまで適用を拡大する予定だ。

■全国のトラフィック集結地、量子キー分配でトラフィックの二重暗号化

SKテレコムは4月、全国データトラフィックの中核伝送区間のソウル-大田区間にIDQの量子キー分配(QKD、Quantum Key Distribution)技術を連動させ、5GとLTEデータ送受信セキュリティを強化する。

量子キー分配は量子暗号通信の中核技術であり、送信部と受信部だけが解読できる盗聴不可能な暗号キーを生成する。 今後、SKテレコムは量子暗号技術を段階的に拡大し、量子ネットワークを高度化する計画だ。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기