イースター航空、今年上場しない

[チェジョングイースター航空社長が昨年12月26日、ソウル江西区メイフィールドホテルで開かれたボーイング737-MAX8(HL8340)の機材の導入関連の顧客招待イベントで挨拶をしている。[写真=イースター航空提供]]


今年、有価証券上場推進を検討していたイースター航空が株式公開(IPO)の時点を来年に暫定決定した。

チェ・ジョングイースター航空社長は21日、慶尚南道泗川で行われた韓国航空サービスの民間旅客機初度整備物量の入庫行事が終わった後、記者と会い、「上場は来年にすることを決定した」と述べた。

イースター航空は当初、今年の上場を目標に準備作業をしてきたが、最終的には上場時点を来年に延期した。イースター航空は2016年KDB大宇証券とKB投資証券を共同主管社に選定するなど、上場に対する意志を持続表明してきた。

イースター航空が上場時点を来年に先送りしたのは、国内IPO市場の状況を考慮した結論であると分析される。チェ社長は、昨年12月26日金浦国際空港で開かれた新規航空機「ボーイング737-マックス(MAX)8」の導入式で、今年上場を推進するかという記者団の質問に「市場の状況が良くなくて、来年(2019年)の初めに状況を見て判断する」と述べている。

最近、株式市場でLCC(格安航空会社)が相次いで低評価を受けていることを考慮した時、今年より来年が企業価値に対して一層良い評価を受けることができる時点であると思ったと見られる。

実際に最近の国内証券市場でLCC企業はかなり低評価されている。昨年上半期までは5万ウォン以上であった済州航空の株価は現在、3万7000ウォンにとどまっており、同じ期間3万円を超えたジンエアーも2万1000ウォンの水準だ。昨年8月に最終公募が1万2000ウォンで上場させたティーウェイ航空の株価は現在8000ウォン前後にとどまっている。このような状況の中で、昨年末上場したエア釜山は希望公募価格の中で最も低い3600ウォンで、最終公募価格を確定した。

一部では、イースター航空の上場を先送りしたのが会社の財務構造との関係があるものではないかという指摘も出ている。イースター航空は、2011年に完全資本蚕食状態に入って一時資本蚕食率が300%を超えたこともあった。

継続的な財務構造改善作業で完全資本蚕食からは逃れたものの、一部の資本蚕食は続いた。 2017年末基準、納入資本金は385億7000万ウォンで、資本合計は112億9400万ウォンで、資本蚕食率は70.7%を記録した。資本蚕食状態では、上場審査を通過することが事実上難しいとされる。

ただし、チェ社長は「昨年末基準で資本蚕食は完全に解消された」と語った。まだ昨年末基準の監査報告書がまだ出てないが、黒字経営を通じて資本合計が納入資本金を超過する水準に上がってきたと内部で集計していると見られる。

業界では、チェ社長の任期が来年4月までなので、この時までには上場作業を完了すると見ている。

業界関係者は、「IPO市場の状況を見て、上場時点を延期したが、新規LCCの市場参入が可視化されている状況で、上場をひたすら延期するのは難しい」とし、「来年第1四半期までには上場を推進する可能性が高い」と予想した。

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