昨年末、韓国の外貨準備高がまたも史上最大記録を立てた。
韓国銀行が4日に発表した「2018年12月末の外貨準備高」によると、昨年末の外貨準備高は4千36億9千万ドルを記録した。前月末に比べ7億1000万ドル増加した金額だ。
韓国の外貨準備高は昨年11月から2か月連続で増加し、初めて4千30億ドルを超えた。
資産別には有価証券(3千796億ドル)が前月比33億5000万ドル増え、預金(137億3千万ドル)は27億9000万ドル減少した。
国際通貨基金(IMF)の特別引出権であるSDRは、1千万ドル増えた34億3千万ドルであり、IMFに対する交換性通貨引き出し権であるIMFリザーブポジションは1億4000万ドル増加した21億4000万ドルだった。金保有は47億9000万ドルで、2013年から変動がなかった。
韓国銀行はこのように外貨準備高が増加したのは「米ドル安でドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増えたためである」と説明した。
ユーロやポンド、円など主要6ヵ国の通貨を対象に算定したドル指数(DXY)は、昨年末基準で96.40と前月より0.4%下落した。反面、ドルに対する円は2.8%上昇し、ユーロは0.4%切り上げられた。
最近1年間の外貨準備高の増加規模は144億2000万ドルで、昨年(181億7000万ドル)に比べて増加幅は縮小したが、韓国の外貨準備高は10年間増加傾向を続け2倍に拡大した。
一方、外貨準備高が最も多い国は中国(3兆617億ドル)であり、2位は日本(1兆2583億ドル)、3位はスイス(7960億ドル)だった。韓国は11月末現在、世界8番目の規模だ。
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