サムスン電子のVR、現代車の新車開発に投入

[サムスン電子のVR、現代車の新車開発に投入]



サムスン電子が現代(ヒョンデ)自動車とともにバーチャルリアリティー(VR)技術を自動車開発に導入する案を推進する。 国内1,2位の大企業が手を取り合って情報通信(IT)と自動車産業の融合に乗り出し、両社の技術力を土台にしたシナジー効果が期待されている。

23日、業界によると、両社は現在、サムスン電子の「HMDオーデッセイプラス」の活用策について多角的に検討している。 HMDオーデッセイプラスはサムスン電子が今年10月末に発売したプレミアムVRヘッドセットだ。 機器を着用すれば、2つの3.5型アモレッド(AMOLED・能動型有機発光ダイオード)が作り出した高解像度のディスプレイが視野を湛える。 これにより、VRはもちろん、混合現実(MR)まで満喫できる。

MRは仮想現実を見せてくれるVR、現実風景の上に一部CGを重ねる増強現実(AR)よりも一歩進んだ概念だ。 実写と家相を一つに融合し、さらに触覚再現装置などを通じて触覚まで提供する。 ゲームなどエンターテインメント分野に限られていたVRと違って、産業界全般で活用できるものと見られる。

特に両社は新車のデザイン過程にこのような技術を積極的に活用する方針だ。 つまり、サンプル車両を実際に製作する代わりに、3Dモデリングによる映像とイメージにプロトタイプを具現すること。 研究人員はヘッドセットを着用した後、仮想で作られたサンプルを一緒に観察しながら、意見を分かち合うことができる。 両社は試験的に機器を導入し、効率性や適合度などを検討した後、最終的に正式に導入するかどうかを決める予定だ。

既存の開発過程に比べて費用を節減できるだけでなく、効率性も上がるというのが長所だ。 産業用3Dプリンターを通じてサンプルモデルを作らなくてもデザインの完成と同時に視覚化を通じて具体的な姿を確認することができる。 修正や補完作業も直ちに可能だ。

サムスン電子はHMDオーデッセイプラスの使い道を広める計画だ。 戦闘シミュレーションなどを通じて国防分野と接目を図る一方、英国のシミュレーションコンテンツ開発会社のImmerseとの協業もその一環だ。

Immerseは航空機の修理から科学授業までさまざまな環境で活用できるMRコンテンツを製作する会社だ。 来年までHMDオーデッセイプラスをテストした後、全面導入を決めることにした。

今回の協業をきっかけにサムスン電子は急成長中のMR市場の主導権を握る計画だ。 2015年基準で、4580億ウォン規模にすぎなかったグローバル市場の規模は年平均69.7%の成長率を記録し、2021年には1兆980億ウォンに成長すると見込まれる。
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