470兆予算の洪楠基号、まもなく発足

[洪楠基経済副首相兼企画財政部長官候補者が4日、国会企画財政委員会で行われた人事聴聞会で議員らと挨拶している。[聯合ニュース]]


景気下降局面に置かれた韓国経済が2期経済チームの洪楠基(ホン・ナムギ)号の本格出帆を控えている。早ければ11日ごろ洪楠基経済副首相兼企画財政部長官の就任式が開かれると見られる。当初政府が編成した来年の予算470兆5016億ウォンより9260億ウォンが純減されたが、470兆ウォンに迫るスーパー予算案も国会を通過した。

来年2期経済チームは雇用拡大と革新成長に拍車をかけるものと見られる。これと共に洪楠基号は、悪化した経済指標の反転のために、経済に活力を生かすのに焦点を合わせる予定だ。

洪楠基候補者の人事聴聞会報告書が7日、国会企画財政委員会で採択された。これにより、文在寅大統領は10日頃、副首相を任命をし、11日には就任式が開かれると予想される。

洪候補者は12〜13日頃に経済活力対策会議を招集し、来年度の経済政策の方向などを経済省庁長官と協議すると予想される。候補者は、先月9日の候補者指名後、経済関係長官会議を経済活力対策会議として、当分の間、開くという計画を出した。経済活力対策会議は、2012年11月以降、6年ぶりに復活する。

これにより、企画財政部は早ければ17日ごろ「2019年経済政策方向」を発表すると予想される。各種の経済指標が、1997年の通貨危機の時のように悪化していて経済危機に対する懸念が広がっているだけに、経済政策の方向を発表し経済心理から優先的に引き上げるという考えだ。

来年の経済政策の方向は、470兆ウォンに迫る予算を通じて速度を向上させることができると予想される。国会が8日未明に469兆5752億ウォンの「2019年度予算案」を通過させたからである。今年の予算に比べ4000億ウォンほど増えた水準だ。

来年の予算の今年比増加率は9.5%で、世界的な金融危機を迎えた2009年の10.7%以来最大の財政拡張と評価される。すでに政府は8月に、来年の予算案を国会に提出し、拡張的財政政策の必要性を強調している。

この他にも洪楠基候補の副首相就任以来、組織改編も予告されている。 1・2次官の交換が予告され、室・局長クラス以上の20人近くが移動する人事も予想されている状況である。これと共にキム・ドンヨン経済副首相の指示で用意された革新成長本部は来年も維持される予定のなかで、局昇格にも注目が集まる。

企画財政部関係者は、「政権交代期レベルの移動があるという話も出ているが、現在の経済状況を乗り越えていくために業務能力の効率性などが基になるのではないか」とし「世界経済も萎縮される状況なので、適材適所に財政が投入され政策効果を最大限に高めることができようにしなければならない」と述べた。

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