今年第3四半期の海外直接投資、6四半期ぶりに最大増加

[写真=聯合ニュース(LG電子提供)]


今年第3四半期の海外直接投資額がLG電子のオーストリア自動車照明会社の買収合併(M&A)などの影響で、6四半期ぶりに最大幅で増えた。

海外直接投資は2四半期連続で増加傾向を拡大しており、最近、不振が続いている国内投資と対比される。

7日、企画財政部が発表した「第3四半期海外直接投資の動向」を見ると、今年7~9月の海外直接投資額は131億1000万ドルだ。1年前の同期間に比べると33.0%増加し、伸び率が昨年第1四半期(61.4%)以来6四半期ぶりに最高となった。

海外直接投資は昨年第4四半期と今年第1四半期は減少したが、第2四半期は増加に転じてから2四半期連続で増加した。

業種別には、製造業が160.6%増えた50億3千万ドルで最も多かった。代表的にLG電子がオーストリア自動車用ヘッドランプメーカの「ZKW」を買収した。

LG電子は今年4月に取締役会を開き、ZKWの株式70%を7億7千万ユーロ(約1兆108億ウォン)で買収する契約を締結すると発表した。

金融・保険業は38億8000万ドルで2番目に多かったが、1年前より9.7%減少した。また、不動産業は15億2000万ドル、情報通信業が5億5千万ドルなどだった。

国別には米国と中国などで増加傾向が目立った。米国の直接投資は37億4000万ドルを記録し、1年前より77.0%増えた。製薬分野などで多数の買収合併契約が締結され、増加傾向をけん引したと分析される。

中国は生産基地の増設など、既存業者の後続投資で107.2%増えた14億8千万ドルを記録した。

2千万ドル前後を行き来していたオーストリアの直接投資額は、LG電子の影響で12億3千万ドルに跳ね上がった。

地域別にはアジア44億1000万ドル、北米38億2000万ドル、欧州33億ドルなどの順だった。

今年に入って第3四半期までの海外直接投資額は360億2000万ドルを記録し、1年前より7.3%増えた。

しかし、国内投資は全般的に不振な流れが続いている。設備投資指数は今年3月から6カ月連続減少し、9月から10月にかけては2カ月連続で増えたものの、改善の流れは依然として弱いというのが政府の判断だ。

政府は先月、Uターン企業の支援基準を緩和するなどの内容を盛り込んだ「海外進出企業の国内復帰支援総合対策」を発表するなど、企業の国内投資に向けた政策に苦心している。
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