​韓宗熙サムスン電子社長「OLEDとの競争に自信ある···QLED 8K TVも販売増加」

[​韓宗熙サムスン電子社長「OLEDとの競争に自信ある···QLED 8K TVも販売増加」]



「OLED(有機発光ダイオード)との競争で面白い結果が出た。市場調査会社のHISマーキットが集計した9月のTV販売台数でQLED(量子ドット)TVが競合他社のOLED TV全体の販売量を超過した。」

韓宗熙(ハン・ジョンフイ)サムスン電子・映像ディスプレイ事業部社長は7日、ソウル頒布フローティングアイランドで行われたQLED 8K TVイベント「キューライブ(Q LIVE)」でこのように強調した。

LG電子が主導するOLED TV陣営にソニー、パナソニックなど多くのグローバル家電メーカーが合流し、サムスン電子の危機感が大きくなったという業界の評価について正面から否定したものである。

続いて彼は「このような格差は今後、さらに大きくなるだろう」とし、QLED TVに対する自信を示した。

韓社長はこの日、披露したQLED 8K TVについても「最初の目的より1.5倍程度もっと売れる状況」とし、「QLED 8K TVを通じて今年を8K市場の元年にし、プレミアムTV市場で新たなビジョンを提示する」とと述べた。

◆圧倒的画質・最高視聴環境···国内では超大型が人気

サムスン電子は1月、「国際電子製品博覧会(CES)2018」で初めてQLED 8K TVを公開し、先月、国内と欧州で優先発売している。来年1月に米国とグローバル市場に順次発売する計画だ。

QLED 8K TVは量子ドット技術の8K解像度を組み合わせた製品である。特に最大4000ニット(nit)の明るさをベースに具現した優れたコントラスト比と色再現力、最高のHDR(ハイダイナミックレンジ)画像のサポートなど既存のTVとはレベルの違う現実感と没入感を提供する。

ラインナップは65・75・82・85型などの超大型中心だ。価格帯は700万(65型)〜2500万ウォン(85型)のレベルである。韓社長は「プレミアムイメージに合うレベルに策定し、価格が急激に下がったり、上がる変動はないだろう」と述べた。

特に国内市場では超大型の製品が大きな人気を集めているとも話した。彼は「ヨーロッパでは均等に人気があるが、国内の場合、75型以上のサイズで82%程度の需要が殺到している」とし「75型以上の超大型と65型の割合が約8対2程度になる」と説明した。

◆8Kコンテンツ不在の懸念···AI技術で克服

8K TVは圧倒的な画質にもかかわらず、8K画質で制作されたコンテンツがないという点がこれまでの限界として指摘されてきた。しかし、サムスン電子はこれを補完するため、サムスンの独自の半導体技術をベースに開発された人工知能(AI)画質エンジン「量子プロセッサ8K」を適用したと強調した。

AIが800万以上の映像をあらかじめ比較・学習したアルゴリズムを使用して画質を実現するため、低解像度の映像が入力されても8Kレベルに自動的に変換してくれるというものである。韓社長は「このような技術でコンピュータグラフィックス処理は分からなくても、実写の面では90%以上8Kを具現することができると思う」と語った。

また、コンテンツ自体も拡大すると予想した。彼は「4年前に4K TVを発売した時もコンテンツよりもスクリーンが先に発売されたが、当時の市場の懸念よりは4K TVの販売量が急速に増加した」とし、「8K TVもスクリーンが先に環境を造成すれば、コンテンツの供給が増えるだろう」と期待した。

停滞しているグローバルTV市場で、サムスン電子は、継続的な優位を占めるために、大型のプレミアム市場に集中するという計画も出した。ハン社長は「2015年と比べてTV販売数量は減少したが、TVのサイズは、10%以上増えた」とし「先進国でますます超大型の需要が集中しているという点に希望がある」と言及した。
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