現代重工業、エンジンインテリジェントソリューション「HiEMS」開発完了...受注競争力の強化

[現代重工業、エンジンインテリジェントソリューション「HiEMS」開発完了...受注競争力の強化]



現代重工業がインテリジェントエンジン管理ソリューションを開発完了し、受注競争力を高めた。

5日、造船業界によると、現代重工業のエンジン機械事業部は最近、中型船舶の二重燃料エンジン用のインテリジェントエンジン管理ソリューションである「HiEMS(Hyundai intelligence engine monitoring system)」の開発完了報告会を開催した。

HiEMSはモノのインターネット(IoT)を活用して船舶エンジンの主要な稼働情報をリアルタイムで確認し、異常信号の原因と解決方法などを提供するソリューションである。船舶エンジンの温度と圧力などをリアルタイムで監視し、異常信号が発生した場合、直ちに措置してリスクを減らすと同時に、エンジンの寿命を延ばすことができる。

特に現代重工業はエンジンの寿命管理・分析に必要なデータを圧縮して分析することができるアルゴリズムをこのシステムに搭載した。運転特性の監視を通じた経済運転機能などで、最適の経済運航も可能となる。

HiEMSは現代重工業が10年に渡って独自開発した二重燃料エンジン専用「4ストロークヒムセンエンジン」に適用される。二重燃料エンジンとはガスとディーゼル燃料を選別的に使用するエンジンを意味する。HiEMSが初めて適用される船舶は現在、現代三湖重工業が建造されている17万4000㎥級のLNG(液化天然ガス)運搬船である。

HiEMSの開発を通じて現代重工業は船舶受注競争力がさらに高まるものと期待している。

実際、現代重工業グループは2月、LNG二重燃料推進船を国内で初めて引き渡し、二重燃料エンジンとLNG燃料供給システムなどで世界最高水準の技術力を認められている。

さらに2020年に国際海事機構(IMO)の環境規制が強化され、LNG二重燃料推進船などエコ船舶に対する需要が増える状況である。

現代重工業のエンジン機械事業部は現在までにグループ社を含めて二重燃料エンジン用のHiEMS32機を受注した状態だ。

現代重工業は二重燃料船舶用のHiEMSに続き、来年までディーゼルエンジン用のHiEMSも開発する予定だ。現実化する場合、関連システムで2021年までの累積売上570億ウォンを記録するものと期待している。
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