交替説の中、来年度予算案の死守に出る金東兗副総理

[金東兗経済副総理兼企画財政部長官が先月30日午前、ソウル汝矣島ソウルシティクラブで開かれた共生と統一経済フォーラムで基調講演をしている。[聯合ニュース]]


景気低迷を表わす指標が相次ぐ中、韓国経済の司令官である金東兗(キム・ドンヨン)経済副総理の交替説が出ている。次期副総理候補者の実名まで挙げられた噂が広がっている状況だ。

特に国会の予算審議が始まったばかりの時期に出た交替説で、金副総理が予算を守れるかについて懸念の声が出ている。

金東兗副総理は1日、「今でも責任を取りたい気持ちはある」とし「(辞退)段階になるまでは、予算審議を含めて責任を果たすべき」と伝えた。

金副総理は、「責任を回避しないと、何度も明らかにした。今の状況は、経済運用の担当する自分の責任」としながらも、「指標が良くなくて、多くの国民が心配する。これもまた、我々が克服すべきことである。ただし雇用不振については申し訳ない」と話した。

金副総理は「現在の状況がスタグフレーション(経済活動の停滞と物価の持続的な上昇が併存する現象)であるという意見には同意しない」と言った。

これまでも金副総の交替説は絶えなかった。さらに、金副総理が自ら辞意を表明したという噂まであった。

厳しい経済状況の中で、所得主導成長の政策の文在寅大統領の経済成長政策の方向と金副総理の所信が矛盾するという指摘も続いた。

青瓦台も困難な立場に追われた。青瓦台は、何も決まったものはないという解明をすぐに出した。

しかし、来年度の政府予算案の国会審議を開始され、経済司令官の交替説が具体的に出始めて、金副総理も複雑な心境になった。

まず、470兆5000億ウォンに達する来年度スーパー予算案編成を、国会とこれまでにない攻防を繰り広げなければならないときに、金副総理の声に力が入らないようになったからである。

民間経済研究院の関係者は「経済実績について、責任は取るべき」と言いながらも、「責任よりも経済難の原因の正確な問題の把握と対策が優先で、これを基に、来年の予算案編成が効率の面で強調されなければならない」と助言した。

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