産業通商資源部の国家技術標準院は、29〜30日、ソウル汝矣島の国会議員会館で「ヒューマンビッグデータの生態系(Virtual Human Big Data Platform)構築事業」の展示会とフォーラムを開催したと明らかにした。
同事業は、世界初の人体情報をビッグデータに作成し、さまざまなビジネスモデルに活用する産業生態系を構築するものである。
例えば、消費者が立体(3D)スキャンとスマートセンサーなどの技術で、自分の人体情報をデジタル化して、近距離無線通信(NFC)カードやスマートフォンで必要に応じてクラウド上に保存された人体情報を取り出すことができる。
このように、デジタル化された人体情報を利用すれば簡単にカスタマイズされた健康・保健・医療サービスを受けたり、自分に合う服・ビューティー・生活用品などを購入することができているというのが国家技術標準院の説明だ。
同日の展示会では、観覧客が人体情報を測定した後、デジタル化された情報を利用して健康診断や運動処方を受けて、カスタマイズされたファッション製品を注文する一連の過程を体験するようにした。
フォーラムでは、パク・チャンギュ建国大教授が「第4次産業革命とヒューマンビッグデータの生態系の構築及び活用戦略」をテーマに発表し、参加者らはヒューマンビッグデータ事業推進のためのビッグデータの標準化、品質の向上策、個人情報保護などの議論した。
ジョン・スンイル産業部次官は「第4次産業革命の時代に企業はパーソナライズされたサービスのために、データをスマートに活用しなければならない」とし、「ヒューマンビッグデータの生態系の構築事業は小商工人、中小・中堅企業、スタートアップに新しいビジネスモデルを提供し、これにより良質の雇用が創出されるだろう」と述べた。
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