国会の科学技術情報放送通信委員会所属の金京鎭(キム・ギョンジン)民主平和党議員はローミング料金が、提供されている音声とデータの量に比べて価格が高すぎると指摘した。
26日金京鎭議員が科学技術情報通信部から提出を受けた資料によると、過去5年間のローミングサービス利用者数は合計6058万人に達した。通信社別には、SKテレコムが3422万人で最も多く、KT 1654万人、LGユープラス982万人の順である。
金京鎭議員は、通信社が提供するローミングサービスについて、問題はローミングサービスの申請と消費パターンもデータ中心に変わってきているが、通信社が提供するローミング商品は、データ提供量が不足していて、国内料金と比較して、価格が高すぎるという点を指摘した。
実際、海外の主要国のローミング料金制を比較した結果、国内ローミング料金は、中国よりも高いことが分かった。
OECD加盟国別のローミング料金資料によると、中国人が韓国に訪問し、ローミングする場合は、「データの無制限」の定額料金は3日使用で1万1119ウォンで提供されている。一方、韓国人が中国を訪問しLGユープラスまたはKTの料金制を選択した場合、1日の使用がそれぞれ1万3200ウォン、1万4300ウォンと、中国よりも高い。国内移動通信市場1位のSKTは、データ無制限の料金制自体がなく、比較が不可能であった。
また、同じデータ提供量に基づいて、ローミング料金と国内料金を比較したとき、ローミング料金は、国内料金より約5倍ほど高い。
金京鎭議員は「ローミング料金は、国際網使用料と通信社のマージンで構成され、取引量、トラフィック量、事業者の交渉力などによって、国際網使用料が決まる」とし、「現在、国際網使用料は消費者価格の50〜70%水準で、通信社の交渉力と利益率の最小化により、引き下げ可能な構造」と指摘した。
また、「ローミング料金は訪問国のネットワークを使用した対価を支払うことで、国内の移動通信社が特に関与・貢献したのが大きいと言えないにもかかわらず、これまであまりにも多くのマージンを残していた」とローミング料金体系の問題点を批判した。
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