サムスン10周年の力作「ギャラクシーS10」、前面指紋認識センサーと5Gで革新図る

[サムスン10周年の力作「ギャラクシーS10」、前面指紋認識センサーと5Gで革新図る]



サムスン電子が10周年記念作である「ギャラクシーS10シリーズ(仮称)」の前面(ディスプレイ)指紋センサーと5G(5世代)ホットスポットモジュールなど最先端の技術を適用する。

サムスン電子はこれにより、最近、停滞期を歩いているMC(IT・モバイル)部門に活気を吹き入れる計画だ。世界1位のスマートフォンメーカーのサムスン電子は最近、中国のHuaweiなどライバル社の追撃により、市場シェアが下落傾向を抜け出すことができない状態だ。

22日、業界によると、ノ・テムン無線開発室長(副社長)、ファン・ジョンウクグローバルハードウェア(HW)チーム長(副社長)などサムスン電子・無線事業部の主な役員は先週、米国カリフォルニア州サンディエゴにあるクアルコム社屋を訪問し、この会社から納品される自社の次期プレミアム戦略スマートフォン「ギャラクシーS10シリーズ」の主要部品の価格と詳細供給の計画などを最終調整したことが分かった。

サムスン電子はクアルコムの最先端の技術が盛り込まれた前面指紋認識センサー、5Gホットスパモジュール、モバイルAP「スナップドラゴン855」などを来年1四半期に発売予定のギャラクシーS10シリーズに新たに導入する。ギャラクシースマートフォン製品に初めて適用される技術である。サムスン電子がギャラクシーSシリーズ発売の10周年を迎え、前例のない革新のために大きく力を入れているという意味である。

特にこれまでサムスン電子はデザインの革新のため、前面指紋認識センサーの適用を検討してきたが、品質、性能などにより、最近まで引き延ばした。しかし、今回のクアルコムの前面指紋認識センサーを採用することにより、その解決点を見つけたものとみられる。

クアルコムの前面指紋認識センサーはディスプレイの下に装着され、表では見えない内蔵型製品で、3世代超音波指紋認識技術が使われたと伝えられた。昨年6月、中国のスマートフォンメーカーのVivoがクアルコムの2世代超音波指紋認識技術を自社のプロトタイプに適用したことがある。

ギャラクシーS10シリーズはクアルコムの5Gホットスポットモジュールも搭載する。最大速度が20Gbps(1秒当たりギガビット)に上る次世代通信サービスの5Gを利用できるようにする製品である。現在、4世代通信のLTEより、40〜50倍の高速で、処理能力も100倍多い。

サムスン電子は今年4四半期に発表されるクアルコムの初の7ナノ(1㎚は10億分の1m)工程ベースのスナップドラゴン855も新製品に適用する。まだ、スナップドラゴン855と関連して詳細の内容が公開されていないが、既存の10ナノ工程ベースの製品(スナップドラゴン845)に比べ、性能や消費電力が最大40%改善されるものと予想されている。
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