大信(テシン)証券は12日、アジア新興国のうち資金流出の可能性の高い市場として韓国と台湾を挙げた。
ムン·ナムジュン研究員は、「アメリカの証券市場の急落が誘発した新興国証券市場の不安拡大は、中国経済の鈍化にかかっている」とし、「中国経済が鈍化する場合、低危険国に属するアジア新興国も、中国を通じた迂回輸出や中国向けの輸出に打撃を受ける可能性があるからだ」と説明した。
また、「韓国と台湾は新興国に属している国であるため、対外衝撃が発生したとき、資本流出で金融市場が不安になる現象は変わらないだろう」と、「資金流出の可能性をはかる市場性資金の比重を見ると、韓国と台湾はそれぞれ64.3%と52.5%である」と診断した。続いて、「高い流動性と開放性で安全資産を好む現象が広がれば、外国人が韓国と台湾を投資資金を回収しやすい金融市場と判断できる」付け加えた。
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