趙鏞炳(ジョ・ヨンビョン)新韓金融持株会長に拘束令状が請求された。
ソウル東部地検刑事6部(チュ・ジンウ部長検事)は8日、趙鏞炳新韓金融持株会長に拘束令状を請求した。
検察は、趙会長が2015年3月から2017年3月にかけて、新韓銀行長として在職する時期に、最終決裁権を握っていた趙会長が不正採用関連の報告を受けたり、不正に介入した可能性を調査中だ。
新入社員の採用過程で、役員の子供などを不正採用した疑い(偽計による業務妨害と男女雇用平等法違反)を受けている。
検察は、趙会長が、先立って拘束起訴された新韓銀行の元人事部長らと不正採用を共謀したものと見ている。
今月の5日には、趙会長を非公開に召喚して対面調査している。
2013年~2016年の新入社員の採用過程に不当に関与した新韓銀行の前人事部長金某氏と李氏は、偽計による業務妨害と男女雇用平等法違反などの疑いで拘束起訴された。
元人事部長の金氏と李氏によって不正採用された新韓銀行員は約90人に達する。
検察によると、新韓銀行は、外部からの請託を受けた志願者を「特異者名簿」として管理し、部署長以上の役員の子供が志願すると、「部署長名簿」として管理するなど、採用不正を犯した。
書類・面接選考ごとに、「特異者名簿」と「部署長名簿」にある志願者の点数を頻繁に幹部に報告し、その結果に基づいて不正行為をした。
また、採用の男女性別比が当初の目標だった75%、25%に達していなかったため、役員面接点数を任意に変え、男性合格者を増やしたが明らかになった。
新韓金融持株の経営陣と関連のある人物や地方のマスコミの株主の子供、元高官の甥などを不正採用したと調査結果が出た。
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