ソウル地下鉄「無料利用客」1年に約2億6000万人...無賃損失、毎年増加

[[写真=亜洲経済DB]]


昨年、ソウル地下鉄の「無料利用客」が約2億6000万人に達した。これによる損失コスト3500億ウォンで、その規模が毎年増加している。

5日、ソウル交通公社が集計した「年度別無賃輸送現況」資料によると、全体の乗車客の中で無賃割合は、2015年14.1%(2億4993万人)から2016年14.3%(2億5355万人)に増え、昨年14.7%(2億5825万人)まで上昇した。

同期間の無賃損失コストは3143億ウォン、3441億ウォン、3506億ウォンに増加した。同期の当期純損失は4137億ウォン、3850億ウォン、5253億ウォン。 2015〜2016年に損失分が減少したのは、2015年6月27日基本運賃が当初より200ウォン上がった1250ウォンに調整されたことによると公社側は説明した。

公社はまた、輸送コスト(1441ウォン)にも及ばない運賃で、乗客1人当たり499ウォンの赤字が発生する構造的な問題を抱えていると明らかにした。しかし、無賃輸送や乗り換え割引など各種の政策で福祉輸送コストはますます増加している。

また、電車や関連インフラの老朽化で、頻繁に関連故障が起きている。ソウル地下鉄の電車は2026年に老朽割合が半分を超え、施設も耐用年限を超えると予測された。

公社は今年から2022年までの今後5年間、老朽施設への再投資に4兆2500億ウォン(年平均8500億ウォン)を投入しなければならない。また統合管制の構築、信号システムの改良などの安全分野の予算投入も急務である。しかし、独自の予算では事実上不可能と見られる。

公社関係者は「少子化と高齢化の加速に伴い、主な収入源である輸送収入が減っている」とし「低い運賃構造の克服、財政の安定性の確保、運用コストの削減などの懸案解決のためには、中央政府の積極的な関心と協力が要求される」と述べた。

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